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さら [温泉]

伊豆八幡野温泉さらの木(伊豆高原)に行く時は伊東市を過ぎてから国道135号線を逸れます。避ける理由は渋滞もそうだけど、伊豆高原辺りの美術館、花、陶芸、ガラス細工、からくり時計、絵本、万華鏡、ステンドグラス、オルゴールといった様々な工房や、ねこの博物館(何でこういう施設が成り立つのかワカラン)、テディベア、創作人形、蝋人形といった趣向、私らの範疇にない嗜好を目にするから「ちょっとなぁ」って思うのだ。派手だし入りたいとも思わないよ。
だから途中、伊東市内の海岸沿いにある高そうなオーシャンビューの宿、「風の薫」から海沿いの県道109号線に逸れます。その道は一部で細い区間があるけど交通量は少ない。(地元の人は飛ばします。)
昨日のアルバム(写真だけで記事とも言えないので)の風景はいずれも県道109号線の途中のものです。
汐吹公園、汐吹トンネル、川奈港の手前で坂を上がり、川奈ホテルゴルフコースと伊豆急行に挟まれながら南下、伊豆クリスタル迎賓館を過ぎて、富戸小学校をぐるっと廻り、城ヶ崎海岸が見えたらまた内陸部に入るのだが・・・そこから先がちょっとわかり難い。
大塚というトンカツ屋を過ぎてそのまま真っ直ぐ走ると伊豆急をオーバークロスしてまた135号線に入ってしまうので、その手前、ガソリンスタンドの交差点を左折します。
地図1.jpg
すると左右二又の分れ道があるのを右へ。
そこからが八幡野の別荘地で、また2回分岐道が現れるので2回とも右に入ります。(真っ直ぐ行くと城ヶ崎海岸に出てしまう。)
地図2.jpg
カーヴした下り坂~上り坂の後、十字路に出たら今度は左折です。
地図3.jpg
〇〇薬科大学の伊豆セミナーハウスを右手に見ながら道なりに走ると直線の坂を上がり、左手に森が続けば右手に見えてきます。
地図4.jpg
さら1.jpg
さら5.jpg
3室となってますが・・・.jpg
「未だあるのこれ?」
まだまだ大量にストック、在庫があるらしいパンフには、「三部屋限定の小さな隠れ家」、「全3室露天風呂付とありますが・・・。
眉間に縦皺を立ててパンフをじーっと見詰めてたら、マダムは私のが何を言いたいか気付いたらしい。
「ごめんなさい。まだ直してないんです。。。」
「直すったって、修正テープで潰すして書き直すしかないじゃないか」
部屋は2室-1.jpg部屋は2室-2.jpg
「まだたくさんあって・・・」
たくさんあるパンフレットってのは印刷屋さんに頼む場合、発注数が決まってるから。修正液で直すわけにもいかないし。
現在は2室です。前にあった真ん中の部屋を潰して2部屋に広げたからね。廊下のドアは開かずのドアになっている。
お部屋1.jpg
ツイン.jpg
部屋を闊歩するジャン妻1.jpg処理済~ジャン妻.jpg
さら4.jpg
ウエルカム.jpg
宿の2階を見上げた。秋晴れの陽が眩しい。
頭上から私を呼ぶ声がした。
風呂上りのジャン妻がベランダからカオを出している。
獄門台の生首みたいだ。
ジャン妻の生首1.jpg処理済~ジャン妻の生首2.jpg
お風呂.jpg
さらの木は私の中でいろいろ謎だらけなのだが。。。
宿は木造建築だと思います。2階の窓側、ベランダ側に露天風呂があるわけだが、その部分を支える柱は鉄筋なのだろうか。
木材だったら耐荷重とか大丈夫なのかな。丸い露天風呂の石材、配管、湯の重量。浴槽を半径1.0m×1.0m×3.14×深さ0.5mでざっと計算したら、1.57ton、1570kgの湯の重さになる。
(もちろん計算されてるとは思いますが。)
大型のホテルならともかく普通の一戸建てにしか見えないこの宿で、2階の、しかもベランダ側に風呂、水回りを工事したのはかなり大がかりだと思うのだ。
さら2.jpg
さら3.jpg
さらのマスコットたち。
お部屋の番人娘.jpgマスコット1.jpgマスコット2.jpg
マスコット3.jpgマスコット4.jpgマスコット5.jpg
マスコット6.jpgマスコット7.jpg朝日のマスコット.jpg
このマスコットたちは置かれたままで動かないが、実は夜になると彼らには魂が宿り、この宿の中を衛兵のように徘徊するのである。
でもか物音がして客人が目覚めて見ると、何事もなかったように定位置にいる。
でも実際の彼らは慌てて定位置に戻ったので、よ~く見ると立ち位置が数ミリズレているのだよ。
デッキ.jpg
風呂から見上げる.jpg
おや?お湯の流れが止まったぞ。
時刻を見たら18時前だった。
新手を考えたな。これが館内アナウンスもないさらの木の食事時間合図です。
食堂.jpg
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八高線3番ホーム [鉄路と風景]

8月9月10月の出張シリーズはお開きです。
特に10月、僅かな日程の限られた時間内で、こっちの主要社員ほぼ全員と出会えたのでよかった。
癒された気分満載で心中温かい火を点しながら、次はいつ来れるか考えながら、帰京せにゃならんのですが、
東京に一直線ではなく、途中、埼玉県坂戸市に立ち寄らなくてはならないのです。
路線をⅰ―Phoneで検索したら、八高線~小川町で東武東上本線に乗車せよと表示された。到着は15:03。。。
予定.jpg
またまた八高線かよ。。。
前に立川市に向かう際に非電化の八高線ディーゼルカーで高麗川駅まで行き、乗り換え間違いをやらかして川越線に乗り換えてしまい、武蔵高萩駅で折り返したのを思い出したよ。
http://funayama-shika-2.blog.so-net.ne.jp/2014-07-19
80周年.jpg
八高線は1934年(昭和9年)10月6日に八王子~高崎間の全線が全通して今年で80周年ににある。記念イベントがあるらしい。
まさかこのトシになって八高線を利用するとは思わなかったけどね。
3番線ホームに向かった。
この先100m.jpg
八高線3番ホーム.jpg
八高線は発車アナウンスはあるが発車ベルは鳴らない。定刻になったらいきなり走り出すので要注意です。
倉賀野方面から入線してきたのは2両編成のディーゼルカーだった。群馬藤岡まではほぼ満員です。
ホームで私の前にひとりの男性がいた。
その男性、腰から背中が右に曲がって立つ力がおぼつかない。障害者かと思った。でも杖とか持ってないんです。そしたら突然、ガクンと腰砕けになってホームにひっくり返っちゃったんです。
私は肩を抱えて起こした。「おい。大丈夫か?」
アタマは打たなかったみたい。何とか立ちあがったその男性は焦点の定まらない目を私に向けて、謝るでもなく礼を言うでもなく、頷いてまたフラフラ歩きだし、2両編成の後部車輌の座席シートに倒れ込んでしまったのである。
周囲はやや騒然となった。車内で学生さんや他の乗客が遠巻きに見てる。
この時、2番線ホームにJR職員さんが4人いた。私はそっちへ駆け寄り職員の1人を捕まえて事情を話しかけたら、他の3人は駅の中央へ引き上げてしまったのです。
残ったひとりの職員さんに、
「誰か倒れたぞ」
「ハイ・・・(困ったような表情で)・・・あの方、昼間っから酔っぱらってまして困っちゃうんですよ」
「酔っ払いなのかアイツ?」
酒の香はしなかったようだが。。。「〇〇駅まで行くんだそうです」
「〇〇駅?」
行き先まで知ってたってことは知り合い・・・ではなく・・・行き先を訊かれて答えたに違いない。その職員さんは厄介者にこれ以上関わりたくないような感じだった。でも泥酔者なら自己責任だが、首都圏の在来線と違って八高線はたった2両編成、ワンマン運転だからその場に居合わせた乗客の迷惑率が高いわけよ。
ちょっと義憤に駆られた私は、
「〇〇駅は無人駅じゃねぇか。あのまんま放置しておいてその駅で下りれるかどうかおぼつかないよ」
「そうですねぇ・・・」
職員さんはそれには納得して頷いた。発車時間が迫ってるので前方車両に小走りに走っていった。話の流れで私も前方車両まで同行したよ。
八高線はワンマンカーなので車掌はいない。2両編成の先頭車両の運転士さんは事情を聞いて困ったような表情だった。
「いやぁ・・・それは乗せない方がいいんじゃないですかねぇ。」
「〇〇駅までなんだけどさ」
「他のお客さんの迷惑になりますよ。暴れたりしないんですか?私もお客さんも責任持てないですよ」
私も頷いた。
「いや、そういうのはないから・・・」
暴れるってことはなさそうだけど駅職員さんはどうしても乗せたいみたいだった。駅に置いておきたくないんだろうね。
「あれは障害者ではないのか?」と私。
障害者だったら手帳を持てるから家族に連絡できるでしょう。
「いや、そうではないんです。酔ってるだけなんですよ」
「駅のどっかで覚まさせて次にした方がいいんじゃないですかねぇ。駅に誰かいないんですか?こっちはもう発車時間だし」(運転士)
私も頷いたがそこで問答は打ち切りになった。職員さんは後方に走っていったが、発車時間になったので私は前方車両からボタン押してドアを開けて乗り込み空いてる席に座った。前方車輌からだと酔っ払いがいる後方車輛は混んでいて渦中の人が見えないのだ。

私は障害者なら介添えしてもよかったのだが、酔っ払いなら関わる事もないし、立ってる乗客を掻き分けながら様子を見に行く義理もない。幸いにも騒ぎになってる風でもないからそのまま座席に身を任せた。
八高線は定刻どおりに発車した。群馬藤岡駅を過ぎた辺りからウトウトしかけて問題の〇〇駅に着いた頃に目覚めた。
前方の運転士さんがホームに下りて後方を見に行った。アイツどうなったんだろうと思って後方車輌を見たら・・・
いないぞ?
運転士さんはすぐに車内を戻って来たので私と目が合い、
「いませんでした。どうも〇〇〇駅で降りたみたですねぇ」
いなかったんです。先に話に出た〇〇駅は無人駅だが〇〇〇駅は有人駅です。そこで倒れてるか、駅員さんに介抱されてるのだろうか。
私は前方車両から最後に乗車したので、周囲の乗客は後ろでの経緯を知らない。私と運転士の会話を見て「何があったの?」と怪訝な表情であった。
じゃぁいいや。後はどうなろうと自己責任。
どうも前回の八高線の、荷物置き忘れ事件、冷房故障、私自身の乗り換え間違い事件、上毛電鉄車内の自転車オジさん、私は上州の電車旅で椿事に出くわすなぁ。

そこからは何もなく。途中、ウトウトしながらも小川町駅に着いた。
着いたのだが。。。
小川町1.jpg
八高線はカラカラ音を立てながら高麗川方面へ去っていった。
小川町2.jpg
小川駅構内で八高線から東武東上線本線に乗り換えます。
相互間で乗り換え可能ですが、連絡する跨線橋上に簡易的なICカード改札機が設置されていた。
それも念を押すように2つあって音声センサーが2回流れるんです。1回めに「タッチしてください」のように流れて、もう1回、確認するように「タッチしてください」が流れる。
必ずタッチしてください.jpgタッチを忘れずに.jpg
2回めに「タッチ・・・」流れた時は「るせーな」って思ったのと、今、俺、最初のカード改札機にタッチしたよな、忘れてないよな、ってやや自信が喪失しかけたよ。
簡易改札機が2つあって2回もアナウンスが流れるのはタッチを忘れる人が多いのだろう。どうもタッチするのとしないのとだと乗り越し運賃が異なるらしいんだな。

東武東上線ホームに降りたら人身事故で運転見合わせでやんの。
人身事故の影響により.jpg
小川町駅.jpg
これだもんな。
でも大手私鉄だから復旧は早いだろうと思い、駅周辺の散策・・・とは言っても駅前商店街を数100mほど歩いただけですが、1軒だけ営っていたラーメン屋さんのラーメンがまぁ安くて美味しかったのだよ。
蓬菜亭.jpgらーめん.jpg
400円なんです。安いね。しかも美味しいの。でもこれだけだと記事にするには薄いな。他で見たことのない異色なメニューがあったので再訪を期して後日、掲載します。
30分後にようやく動いた東上線は単線だった。途中、いつの間にか何処からか複線になった。
無事、定刻内に坂戸市を廻って帰京しました。
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週間現代11月1日号 [コラム雑記帳]

噂の!.jpg
まる26年続いているこの番組はウチら(私&ジャン妻)は毎週録画して観ていますが、10月26日放映の見出し大賞(中吊り大賞から改題)が何と!!
「景気は順調」 詐欺の全手口の左を見てください。
週刊現代.jpg
週間現代11月1日号(10月20日発売)です。
都道府県「魅力度ランキング」で最下位争い 群馬県VS茨城県「人気」なき戦い 
記事には更に副題があって、
北関東死闘篇
日本でいちばん魅力の無い県はどっちだ!?
これって週間現代が、群馬の魅力度、某社の調査を掘り起こして取材したみたいだね。
http://funayama-shika-2.blog.so-net.ne.jp/2014-10-24
私は憮然とした。
ウチは座敷に炬燵テーブルを置いて食事&晩酌、TVを観るのだが、テーブルの角、Lの字の底辺に私はいる。ジャン妻はLの字の縦棒の位置。Lが開いた側にTVがあって、私はほとんど正面で、ジャン妻はやや左向きにTVを見ている。
私の左頬にジャン妻の視線を感じた。怒り出すんじゃないかと思ったみたいだね。
でもまさかこれが見出し大賞に取り上げられるとは思わなかったね。群馬県の人も茨城県の人も観てて穏やかではなかったのではないか。この番組の特徴として笑いを取るのわかるが、ちょっと井崎さんアナタ何処のご出身ですかい?

憮然として見た翌日、すなわち昨日の月曜昼の12時過ぎ、某大手私鉄、某駅構内書店で週刊誌コーナーを見たら、既に現代他、今週発売号が山積みされていた。問題の先週号は既に下げられていたので、
「これは今日発売だろ?」
「ハイそうです」と、お店の女性店員さん。
「先週号は未だあるかな?」
「先週号ですか?」
女性店員さんがレジの方へ歩いていく。そしたら現代の先週号が他の雑誌と一緒にレジの一画に山積みされてあった。あまり売れなかったみたいだね。
「ございますね」
「未だ返品処理してないんでしょ?」
「ええそうです。これからなんです・・・」
私も小売経験がある。私が経験した雑誌販売は委託で在庫はカウントしなかったが、ここは書店だけど雑誌は在庫としてカウントするのだろうか?仮にそうだとしたら女性店員さんの手にはH/D(ハンディターミナル)が握られている。それでスキャンして個数入れたらもう返品モードなのでお店の在庫ではなくなる。
「じゃぁ1冊」
「420円になります。袋にお入れになりますか?」
「いらねー」
返品予定の山から引きずり出された1週間前の週刊現代を止せばいいのに買ってしまったのだよ。
自分でお金を出して買ったという証の意味せ、4頁分の見ひらきの1頁2頁だけ掲載します。
週刊現代から2.jpg週刊現代から1.jpg
見なきゃよかったね。
帰りの電車の中でツラツラ読んだのだがあまりいい気分ではないな。買っておいて何だが、何だいこの記事は?余計なお世話だろーがよって。
記事の内容は細かく書かないが、群馬県で取材された側の主張としては、
「ぐんまちゃんって何処のゆるキャラ?とは言わせない。」
まぁそのまんまですからね。
「草津、伊香保、四万といった温泉地が豊富で、街の居酒屋で飲み会するくらいなら近場の温泉地に行った方が安く済むし、宿に泊まっても翌日定時に出勤できる。」
確かにそうです。水上温泉の先、龍洞みたいな奥まったとこだとそうはいかないが、水上、伊香保、猿ヶ京だったら9時ギリギリに出社可能だろう。草津も倉渕経由だったらギリギリ可能だと思う。
(万座、四万はちょっと厳しいかな。)
「戦後70年近く大きな自然災害がない。首都機能を群馬に移転すればいい。」
だからこっちの社員は本社から配布された緊急災害グッズを「要らない」と言い張ったんだな。配布したレトルトカレーは来春、賞味期限が切れる。廃棄するか、皆で食べるしかない。

茨城県にも言い分はある。お住まいの方には申し訳ないが茨城県のいいところは割愛しますが、海があって、御三家のひとつであり、鹿島神宮でいうところの武を尊ぶ、ただ、茨城県民はそういうのを自慢しないだけだというんだな。
私だって納豆大好きだし。天狗党も読んでるし。佐竹義重公は会津の蘆名氏を助けてくれたし。将門記の舞台は茨城じゃなかったっけか。
田吾作っていう居酒屋にも行ってみたいし。

週刊誌やスポーツ新聞ってのは売れりゃぁいいので大衆を煽るのは仕方がない。人間ってその対象物の“美”よりも、欠点を見がちだしね。私だってそういうのに飛びつかないまでもチラッと見ますよ。ベタ誉めばかりの提灯記事だったら売れないでしょう。
私は両県を煽るつもりはないし、私自身あまりカリカリしないようにしますが、この現代の記事の最期の方は、「両県の魅力が全国津々浦々で認知される日が来るのを祈ろう」と結んであった。
僅か4頁とはいえ散々ライバルとして煽ってた挙句によく言うよな。まぁ私の前で両県の出身者がお互いをあげつらうような展開になったら、「止めなさいっ!!」っと一喝します。

私はたまた成り行きで1年間群馬県に住民税を納める環境になり、その1年間と今日まで現地との関係が濃かっただけで、仮に茨城県に転勤してたとしてもそれなりに楽しんだとは思うよ。
ハッスル黄門さまもぐんまちゃんも、こういう諍いは望むまいて。
ハッスル黄門.jpgぐんまちゃん.jpg
現代は他の雑誌と一緒に縛って、再生紙回収の日に町内の回収場所に出します。
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うさこがいないCafe [Cafe]

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うさこがいない。
時折アシストしている若い男性、弟分?が留守してる。前に私に移転先の地図を描いてくれた男性です。
店ん中はガラガラだった。
ガラガラ.jpg
「うさ子は何処へ行ったん?」
「ええっと・・・ちょっと出ています・・・」
「今夜は戻らないの?」
「戻らないですね~」
お客が誰もいないのはうさこがいないせいか。
「何か隠してんだろっ??」
「いや、いや、(慌)、隠してなんかいないですけど。今夜は〇の関係者と会って打ち合わせてます」
「移転に絡む話か?」
「そうだと思います」
絶対何か隠してるな。何か口止めされてるのかな。
「移転が伸び伸びになってるのは、もしかして移転先の物件がこれこれこうこうだからじゃないか?」
「・・・それもあると思います・・・」
これこれこうこうの内容は内緒です。言える範囲で言うと、移転先だとどうも今みたいに深夜まで営業できない可能性があるというんだな。
移転話が出てもう半年過ぎたぞ。
今宵はお休み.jpg工事が入った.jpg
これは9月末のCafe周辺ですが、周囲はサラ地になって工事重機も入り、新たな区画整理もされて道路もできてるのにCafeだけ取り残されて異質である。(この日、Cafeは定休日だった。)この時と今宵はそんなに変化がないようである。
ゴーヤ.jpg
ゴーヤ、おとおしにどうっスか?」
「ゴーヤねぇ」
「お嫌いで?」
「苦いじゃんか。俺の実家の庭でおっ母さんがた~くさんゴーヤを作るのよ。無理にすすめるの。体にいいからって。でも苦いから嫌いって言ってんのによこすんだよな」
ブツクサ言いながら箸をつけたら、
「おっ?そんな苦くないね?」
「でしょう」
全部食べてしまった。
「ゴーヤと茄子の味噌炒めって喰ったことある?油味噌みたいなの?」
「ないですけど。どんなものか何となくわかります」
「あれって苦くてマズいよ。客に出さない方がいい」
「笑」
「うさこがいなくても3時まで営るの?」
「いやぁそこまでは。様子を見て0時くらいまでは・・・」
アシスト.jpg
私の前で留守版してる男性スタッフが冷やかされてたのを見たことがある。
「弟なのか?」って突っ込んだら隣の常連女性客が、
「彼はねぇ。弟でもなく、友達以上彼氏未満なのよねぇ」
苦笑いしてた彼にしてみりゃ大きなお世話かも知れないが、1日で誰よりも長く彼女の傍にいて、誰よりも近く彼女の傍にいるのに言い出せないっていう歌がありますよね。浜田省吾だったかな。それに見えてきたぞ。
ちょっと脱線しますが、私は夜に働く人ってのは昼間働く人よりも男女の縁が濃いと勝手に思っている。それは己がモテないせいもあるが、昼と違って夜はいろいろ光るでしょう。ネオンや行燈、店内の照明といったシチュエーションやムードが男女の心をざわつかせるんです。もちろんお酒も効果を促すというもの。BGMも同じ曲でも昼に聴くのと夜に聴くのは違うんです。夜に一緒に働いてて情が湧かないわけない。そこを抑えるのがプロかも知れないが。。。
NANA.jpg
もう時効だから書いちゃうけど、1年前、上写真の店のカウンターで女性客が、
マスターもう酔っぱらっちゃった~。上(2階)で寝てもいい?」
そしたらマスターが、「ダ、ダメだよっ!!」・・・あのマスターにしては強い口調で言ってましたね。それは他のお客さんの手前もあり、その女性の為でもあり、自分への誤解を止める為でもあったんだろうけどね。
私は内心、何をもったいないことをって思った。好意がなければそんな甘えかたしないさ。

話をこのCafeへ戻しますが、
「最近、ウチでランチ始めたんですよ」
「ら、らんち?」
移転するんだろ?移転先で心機一転始めるのならわかるけど。移転を前にしてそういうのを始めるなんて凄いバイタリティーだなぁ。
どんなメニューか見せて貰ったが、ちょと変わったカレーか何かと・・・忘れた。そんなに重たいものはなかったね。
この時は、じゃぁ明日、帰り前に昼に寄ってそのランチとやらにTRYしてみるかと思ったんですが、翌日の昼前になったら急に永井商店の焼きそばが喰いたくなり、そっちに流れてしまったんですが。。。

「移転先にも付いていくの?」
「ハイ。付いて行こうと思ってます」
「うん。付いてあげればいいさ。貴方がいちばん彼女と一緒にいる時間が長いんだし・・・」
「・・・」
何だか小姑めいてきたね。そのまんま一緒になっちまえばいいと言いかけたが止めたよ。
自転車は彼のか?.jpg
夜が遅い同業者同士って我々の窺い知れない絆がありそうだけど。移転も含めて上手くやって欲しいもの。
それにしてもいつ移転するんだろう。
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通町の夜 [居酒屋]

武州~上州の行政廻り&支店廻りの途中で、現地の男性リーダーから電話が。。。
「今夜は泊まりですよね?」
何で知ってるんだ?
「Mさんも初めての夕食だからご一緒しませんか?」
あっそうだった。私とは別に東京からもうひとり、Mという応援者(男性)が3泊4日の行程で来てるんです。そヤツの歓迎会じゃないけど顔合わせ会が開催されるんだと。
私はMが来てるのは知ってたし、東京でMに、「現地で会おうぜ」とは言った。おそらくMは群馬の飲み屋にそこそこ詳しい私にご相伴に預かろうという魂胆があったのではないか。私がMを誘う前にMが周囲に、「○○さん(私のこと)からも何となく誘われてるんです」ぐらいは言ったかも知れない。

もうひとり、別の男性リーダー(あまり酒癖がよくない)からも連絡があって、
「今日の今夜でなかなか予約が取れなくって・・・笑笑とか和民でもいいですか?」
「いいですよ」
「いやぁすみません。○○さん(私のこと)ってグルメだって皆が言うんで・・・」
「???」
私は傍らにいた女性店長に聞いた。
「俺ってこっち(上州)でグルメになってるの?」
その女性店長は「そうですよ」と涼しい顔をしてた。もしかしたらMが言い触らしたのかも知れない。
でもいきなり今日の夜で予約が取れないらしい。またしばらくして電話があって、
「〇〇さん(私のことね)、どっかいきなり行って10人可能な店、ご存じないですかねぇ」
自分らはこっちに住んでるクセに店を知らないらしい。でも俺に聞くか。俺だって都内から来ているお客さんじゃないかよ。
でも私も10人いきなり可能な店って知らないのだ。
「今、誰々から電話があって、笑笑か和民だって・・・」
「いやぁ、自分はそういう店嫌いなんで・・・」
どうもリーダー同士、幹部同士で意見が一致してないようですね。
「自分が知ってる店はひとりでフラッと入れるような小料理屋のような店ばかりなんですよ・・・」
と言いながらもアタマの中で、どっか宴会慣れしてスタッフの数がそこそこいて、対応可能な店はないかと。
梅ふく、GETUなんか絶対に無理だし。
開いてるぞ.jpgあんどん.jpg
〇潮、NANAは事前に予約してあれば人数的には可能(NANAは2階)だが。。。
蒼白い看板.jpgNANA2.jpg
和が家?
なすび?
だがMが泊まるビジホは高崎駅前だし。。。
私を誘う看板1.jpgなすび.jpg
KAMIKAZE?
鳥久?
KAMIKAZE.jpg鳥久2.jpg
う~ん。。。無理だな。。。
味一味やも10人はキツイな。くいもの屋はキャパはあるけどマスターひとりだし。
味一味.jpgくいものや.jpg
写真を並べてたらハシゴしたくなてきたぞ。でもあまりいきつけの店に社の連中を連れていきたくない気持ちもあるしなぁ。
普段は滅多に行かない店で、料理が美味く、皆を連れてって恥ずかしくない店ってないか考えてたら、ある店を思いついた。
「通り町のまる飛はどうです?」
これはもしかして.jpg

まる飛の前で待っていた後輩連中です。
右端がMという男性。真ん中がMが育成した後輩。
処理済~後輩たち.jpg
Mは10年前、社内でグレてた時期があって周囲が見離しかけ、辞める寸前でダメ元で私が出向き、都内の飲み屋で説得慰留した。でもその時はウンでもスンでもなくラチ明かないのでこりゃ口で言ってもダメだなと。環境変えるべく強引に異動させたの。
そしたらMはその後、周囲のフォローもあって更生し、新しい家族が出来たことで不良社員への道を諦め、私に向かって堂々こう宣言したものである。
子供が出来ました。もう自分の人生終わりです。今後は会社の為に働きます」(@@;)
それから順調に出世して、私が一段階職位が下がったのもあって、いつか職制上は私と同格になった。
http://funayama-shika.blog.so-net.ne.jp/2012-04-14-1の記事で、俺を超えていけ、って言ったらホントにそうなっちゃったのである。

通町のまる飛.jpg
http://funayama-shika-2.blog.so-net.ne.jp/2014-07-05
BAR(バル)以来です。
まる飛のマスターは私を覚えててくれたようで。。。
「ああどーもぉ」
「お世話になりますぅ」
の後で、「もうすぐ秋BARですが、もうBARは参加しません」って言ってた。
2階に案内された。個室になっており、そこに私やMを含めて男女合わせて10人。「時間がかかるかもなので先に刺身盛を入れておきました」とのこと。
刺盛.jpg
燻製コロッケ。
BARの時よりサイズが大きいぞ。美味しいって皆さん驚嘆してました。
燻製コロッケ.jpg
写真は撮れなかったが、モツ煮、ポテサラ、明太子の乗ったピザとかが美味かったねぇ。

Mが後輩の男性社員(前述の写真中)に向かって、「彼は新卒で入って来たんですが、彼と同期が悪ガキで・・・」
私はその後輩の挙式に出て、最初で最後の主賓というものを経験している。最初に祝辞が廻って来て、「新郎とその同期は悪童だったが、俺は企業舎弟にしたかった」と毒舌をば吐いたよ。
私はMに向かって、口を挟んだ。
「おまえだって人のこと言えっかよ」
「あっ、ええっと・・・」
「そうだったの?」皆がMを注目した。Mは今はマジメ人間でとおっていて、とても過去にグレてたように見えない。
「そうなんス」
「何だかトンがってて、変に冷めていて、こりゃどーすりゃいいんだって途方に暮れたモン」
「・・・」
Mはちょっと項垂れてテレていたが、こう言ったものである。
「自分、あん時、〇〇さん(私のこと)に引きとめられなかったら、この会社、辞めてました。。。」

「へぇ。そんなこと言ってたんだ」(ジャン妻)
「俺は会ったことはないがMの嫁さんに感謝してるよ。よくぞヤツを選んで家庭人にしてくれたってな」
守りに入って不良を卒業させてくれたという意味です。
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髪を生やしてきてください [人間ドラマ]

そういえば、「今度来る時は髪を生やしてきてください」って言われてたのを思い出した。
バカヤロ。無理言うんじゃねぇ。
生えてないわけではないぞ。
ブツクサ。。。
駅構内.jpg
世界遺産.jpg
ええっと、上州玄関口、高崎駅断面図です。
私は駅ビルになる前の高崎駅は知りませんが、東西再開発、上越&長野新幹線の開通等あって、現在のような立体的な構造になったようです。
ジャン実家の本家は新潟県の柿崎というところで、新幹線が開通する前は上越線の長岡~柏崎経由か、信越線で碓氷峠を越えている筈。
だから当時の高崎駅も停車してはいるのだが、全く記憶にございません。単なる通過駅でしかなかったのです。
高崎駅断面図.jpg
くまざわ書店は朝8時から営っている。
くまざわ書店1.jpg
ぐんまの台所おぎのやに並んだ上州三山の銘酒たち。
上州三山の銘酒たち.jpg
ぐんまちゃんショップです。
ぐんまちゃんショップ1.jpg
ぐんまちゃんショップ2.jpg
さぁ今回は群馬の社員に会わずばなるまいて。どうも8月9月と密かに来たのがバレたらしい。無沙汰を詫びる意味でもどこかで差し入れを買おうか。
女性社員が多いせいか、何でもいいから土産物、差し入れ、お口汚しのお菓子を買って行くと、話の潤滑油になってスムーズにいく・・・とまで言わないが、それほど荒まないのがこのトシで今頃わかった私。ただ、自分がスイーツとか甘いお菓子を全く知らないだけである。
関係を修復すべく?何でもいいから手土産を持参してやろうと思った。もちろん自腹ですよ。
2FにあるSopra Sweetsの、Patisserle Lienをウロついた。
2FPOP Town.jpg
ぐんまちゃんロールケーキというのがあるのだが、ロールケーキの側面、円周面にぐんまちゃんのカオがあるのです。カオにナイフを入れなきゃなんないので止めた。そういうデザインはどうかな。一考を要するのではないか?
ぐんまちゃんカステラ焼きにした。
このカステラ焼き、パッケージがツルツル滑るのである。
買い物カゴがないぞ。6個買ってレジに持って行こうとしたら、片腕でカバンを持ったまま両腕で抱える恰好になり、ツルッと滑ってしまい、売店フロアに6個ともバラバラバラっと落っことすハメになった。
カステラ焼き1.jpg
現場に持って行く。
「やぁ。。。」
「・・・」
聖なる酔っ払い女、Aはじと~っと上目使いに私を見ている。前回、訴えたいことがヤマほどあったのに、こっちに来ていながらカオを出さなかったことでちょとだけプンプンである。
このツンデレめ。でも全く無視してたのではなく、メール等でアドバイスはしてたんですがね。
「タイヘンだったな」
「・・・」
「ちょっと心配したよ」
「ええ、まぁ、今はもう大分、落ち着きました。あの時、渦中に来てたらヤバかったかもです。あっお菓子ですねっ。どーもですぅ。。。」
事態は解決していないようだが、こうして一度、口を開いてしまえばもう大丈夫。

Eというオバちゃんがいる。
過去に、イニシャルという記事に登場してました。
http://funayama-shika-2.blog.so-net.ne.jp/2013-03-18
前回、「今度来る時は髪を生やしてきてください」のメールを送って来た怖いもの知らずのオンナである。
私は持参したぐんまちゃんカステラ焼きを休憩室のテーブルにポンと置いて、Eをフン捕まえ、
「てめぇ誰が〇ゲだってぇ!!!」 (-“-;)
「〇、〇ゲなんてそこまで言ってないよっ」[あせあせ(飛び散る汗)]
「髪を生やして来いてのは言ったも同じだっ」
「いや、いや、皆、そう思ってるって。そこにいるSさんだって思ってるし。。。」
Eは傍らで弁当を喰ってたSという主婦を巻き添えにしてまで言い訳にならない弁明をした。Sは弁当の箸が口の手前で止まった状態で固まってこっちを恐々見ているじゃないか。
「誰が俺をどう思おうと勝手だが、Sはお前みたいに〇ゲなんて口に出さないだろうがっ」
「だって、だって、生えてないじゃぁん」[あせあせ(飛び散る汗)]
「バカヤロ!!生えてないわけじゃないっ。薄いだけだっ!!・・・(・・・ここで口調を和らげ・・・)・・・あまり容姿をどうこう言うのはよくないよ」
そしたら横から口を挟んで来たガタイのいいオンナがいる。
「〇〇さん良く言いますね」
「・・・」
「アタシ、避雷針女って言われました」
(シマッタ。。)
このオンナはガタイがよくて空き缶を捻り潰すパワーを持っている。背も高いのだ。8月に群馬八幡~高崎で雷雨に見舞われた後で、お前は背が高いから外に出るなって連絡した子。
私は途端に歯切れが悪くなった。
「ああ、あん時は悪かった。背の高い女性はそれを気にする傾向にあるってのが別件でわかったからもう言わないよ」
「別件?」
神奈川で同じようなことがあって。。。」
「避雷針って言ったんですかっ?」
「いや、電信柱って」
「!!!」
「本社から電話して、店の高い位置に掲示してある許可証の番号を教えろって言っただけだよ。でももうそういう路線は言わない。打ち止めにするから」
ここですかさず差し入れのお菓子を渡したつもりが既に封が開いているぞ。
「既に二ついただきましたぁ」
(もう二つも喰ったのか。。。)
「全部ひとりで喰うなよ」
「生やさなくっていいからさ、今度、若い頃の髪のある頃の写真持って来てよ」(E)
「まだ言うかこの野郎。。。」
傍らでは空き缶プレス&避雷針女が3個めのお菓子をガッついていた。
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ぐんまの魅力度 [コラム雑記帳]

これまで私は業務上は日帰りレベルで、自費で泊まって翌朝9時までに帰京するパターンを実践してきましたが、10月になってから、武州~上州を6件か7件廻る公用ができた。
さすがに出張申請したらOKが出ましたね。
8月末と9月の上州行で従業員誰とも会わなかったのは、こちらも意図して距離、冷却期間を置いたのもあるんですが、一昨日の記事の終わりに書いたように、
「こっちに来てアタシたちと会わないで!!!」
かなりキツい口調で言われたので、今回は殆ど全員顔合わせました。夜は現地の〇〇長クラスとの宴会になっちゃったので、ひとりでフラフラすることはできなかったのですが。。。

出張に行く前後して、気になる記事を見つけたんですよ。
東京都M区にある某民間調査会社の発表した「地域ブランド調査2014」というものです。そのランキングで群馬県の魅力度は46位だったんです。
全国都道府県は47だから何と最下位から2番目だったのだよ。(昨年は44位。47位は茨城県だった。)
ランキング.jpg
今年になって富岡製糸場と絹産業遺産群が世界遺産に登録された勢いもあったのに番付を2つ落としてしまった。
市町村別順位では富岡市が前年746位から196位に急上昇している。さすがに富岡市は高崎市に合併されずに単独で頑張っているだけある。
だが、富岡イコール群馬が浸透しなかったのであろ。
結果を見た私はガッカリした。大きなお世話、余計なことすんなよとも思った。だが分析結果は納得せざるを得ないものだった。
「群馬の存在を知っている人は多いが群馬のイメージがわかない人が多い」
「富岡製糸場に富岡という地名が入っていることで群馬と結びつかない要因でもある」
群馬に何があるのか何がウリなのかわからないということである。
同じ世界遺産でも富士山だったら静岡県か山梨県のどちらかを思い浮かべるでしょう。富士山に比べて製糸場がどうこう比較するわけではないですが、まだまだアピール不足ということか。

悔しいがまぁそういう結果であった。実は我が社で「群馬で働こう!!」のプレスリリースが配布されている。そのリリースを作成したのは群馬を知らない小僧社員でどんな内容か見せて貰ったが、見ても群馬に行こうという気にさせられない事務的なものであった。
案の定、誰も挙手していません。
あっひとりいました。かく言う私です。私はそれを見て「俺が行く」と言ったが相手にされなかった。私の群馬贔屓は社内に知れ渡っているので返ってマイナスになり、事前に依頼、相談も全く無かったのである。
現地の女性社員リーダーA子(聖なる酔っ払い女・・・群馬に来てアタシたちに会わないのかとクレームを言ってきた女性)は、
「〇〇さんっ」(私のことです。)
「???」
「〇〇さんから群馬で働きたくなるような魅力をアピールしてくださいっ」
「えっ???」
私は無理言うなよって思った。
「そう言われても・・・。じゃぁ群馬の魅力って何だ?」
滑稽なことに私自身が答えられないのである。私が固執する群馬の魅力はあくまで私個人の嗜好でしかなく、酒、料理、人情、飲み屋、戦国時代に草刈り場だった故の古城跡群といったマニアックなものばかり。私がそういうのをアピールしたところで、「それしかないんですか?」で終わってしまうだろう。
かみなり銀座、かかぁ天下、世界遺産の富岡製糸場、それで、「アタシも行きます」には直結しない。
温泉がありますっ」(A子)
「温泉なんてどこにでもあるだろ。日本は火山国なんだから」
A子はムッとした。
「〇〇さんは群馬を魅力的だと思わないんですかっ?」
「バ、バカ言うなっ」
「〇〇さんは群馬の飲み屋街が好きなんだからさぁ」って横から別の女性社員が口を出した。その女性は更に、「でも最初は〇〇さんだって、群馬ぁ??何で俺が群馬なんだって思ったんでしょ」
それは否定しない。来て1ヶ月半は都落ち気分だった。
「まぁ最初だけな・・・」
「今は東京へ帰りたくないんでしょ」
「まぁな・・・」
やはり私の気持ち、思い入れでしかないのである。「行ってごらん帰りたくなくなるよ・・・」この程度ではアピール度が弱いのだ。
群馬の魅力をどうアピールすればいいのだろう。

誰も、群馬で働きますに手を挙げないのは、群馬と別にもう一つ、温暖な〇〇県と同時募集したのが逆効果になった。
その〇〇県は海があって、魚が美味しくて、温泉もあって、観光の目玉がた~くさんあって。。。
そっちの某県には4人も手を挙げた。その1人にhttp://funayama-shika-2.blog.so-net.ne.jp/2013-10-24に載せた子がいて、この子は上州某所に出張に来て女ひとりで移転前の「まる飛」やうさぎCafeに行っている。私はその子に「群馬に来てよ」って声を掛けた。
「何故群馬に手を挙げないんだコラ」
「群馬もいいんだけど。。。〇〇県ってアタシの母の実家があるんですよぉ」
「そうか。誰か群馬に行ってくれないかなぁ」
「でもいいトコでしたよね。またおねーさんのCafe(うさぎ)に行ってみたいなぁ」
「・・・」

でも私だって、何も無い状態で、群馬と〇〇県どっちかに行ってくれないか?って言われたら。。。
「俺はあっち(〇〇県)を選んだだろうな」
私のこの失言にA子はまたまたムッとして目を引ん剥いた。
「そ、そうなんですかっ!!」
「い、いきり立つなよっ。今はそんなことないさ・・・」
「群馬に原発は無いですっ。地震も津波も無いし安全ですっ」
「・・・」
どうも決定打がないんですよ。

そういえば群馬の売上数値が伸び悩んでいる。ウチの〇長、機嫌悪そうに現場統括者の伊東甲子太郎に吠えてました。
「何で前年度より減っているんですかっ?」
「・・・」
伊東は即答できない。脇からナンバー2が、「人口が減っているってことはないですか」
「ではその中で何か対策は無いんですかっ?」
私の管掌ではないが口を出しましたよ。「高崎市と前橋市が合併しない限り人は増えませんよ。利根川を挟んだあの2市がひとつになって県全体を発展させないと・・・」
そしたらその場は収まりました。さすがでしょ俺。その場にいたメンバーの中で私がある程度の年長者でもあり群馬に関わった人間だから、〇長も矛先を収めたみたいだね。
上州玄関口.jpg
群馬の魅力とは何か?何があるのか?を考えながら上州玄関口駅に降り立った。
焼きそば、あってりめん、ステーキ、焼き鳥、モツ煮、人情飲み屋、そんなのしか思い浮かばないぞ。
私が住んだこの街だって何も無いわけじゃない。こういうのがある。いろいろイベントに勤しんでる街です。
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秋バルの時期だった。
前売り券は3000円の5枚綴り。ラジオ高崎、ホテルメトロポリタン高崎、高崎ビューホテル、市役所2階で売ってます。当日券はラジオ高崎で購入できます。
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今年のバル、参加店リストを見たら、意外な店が参加していた。
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料理は何を出すんだろう。
つかさ、海力は寿司か海苔巻きでも出すのかな?
味一味は餃子でも出すのかな?
この記事のUPが遅れたばっかりにショウさんが1年ぶりの「つかさ」を棒に振るハメになってしまった。ごめんなさいです。

これから行政と支店廻りをするよりも、今宵は何処で飲もうか考えている不心得者の私だが、今回は私とは別に、もうひとり、都内から上州に出張に来ているのを思い出した。その人は男性で、私やジャン妻とも関係が浅くない間柄の後輩なんですが。。。
「今回はひとりで飲みに行ってないで、彼を誘ったら?」(ジャン妻)
「・・・」
「こういう機会の時は誘うべきでしょう」
「まぁそうだな」
夜の記事は後でUPしますが、その前に、「今度来る時は髪を生やして来てください」って言われてたのを思いだしたぞ。
(-”-;)
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東京みやげ いち挿話 [人間ドラマ]

「今度いつ来るんですか?」
口の利き方がなってない社員、上州のヤンキー娘からである。取って投げつけるような言いグサ。
「〇月の後半かな」
「じゃぁ来る時に東京〇〇〇買ってきてください」
「東京〇〇〇???」
「そうです」
「そういうお菓子があるのか。それって何処に売ってんだ?」
「知りません。〇〇さん(私のこと)東京でしょ?」
そんなのも知らないのみたいなゾンザイな物言いをしやがったな。東京〇〇〇というからには東京駅にはあるんだろうけど、横浜市内の某駅から湘南新宿ラインで直行すると途中下車なんかしないし、東京駅は素通りになるぞ。
でもそういうお菓子で現地の子との潤滑油になるんなら買ってくか。
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売り場.jpg
店員さんに聞いたの。東京〇〇〇ってどういうものを買えばいいんだって。限定品もあったけど、オーソドックスな定番を教えてくれた。
「領収書は?」
「いらねーです」
客先への贈答品に見えたのかね。
そういえば以前、支店にお土産を買って現場の機嫌を取る上役がいた。
だが経理ジャン妻が言うには、そヤツしっかり領収書を切っていたのである。経理に伝票が回るからね。営業畑から来たのでこれまでもずっとそういうやり方だったんだろうね。
だけど自分の狙った支店にしか土産持って行かない。それを知った受け取った側の女性社員の評判は芳しくなかった。結局はその経費は持ってった支店の負担になるからです。
小渕優子さんを追求した野党の議員さんが、「そういうのは自腹を切って・・・」と言っていたがホントそうだと思うよ。
「公平を期すなら全店に持って行くべきですよね」って総務の女も言ってた。でも数が増えるとそんなのできっこない。私だって「買って来て」と言われただけであって、その現場だけへの依怙贔屓なのはわかってる。
でも領収書なんか切らないですよ。

現場に行って控室の扉を開けたら、「買って来い」と言った当人はこの行儀悪い体たらく。
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休憩時間とはいえ突っ伏して爆睡すんなよ。背後に立った私に気付かないので声をかけた。
「おいっ」
振り向いて、「あっ」
「おらよっ!!」
手渡しました。
「ホントに買って来てくれたんだぁぁぁぁぁぁ!!」[わーい(嬉しい顔)]
「おまえが買って来いって言ったんじゃねぇかっ」
話を遮り、「・・・〇〇さんも食べる?」
「俺ぁそういう甘いお菓子は喰わん」
「そう言わないで半分でも・・・」
「半分???」
ちょっと躊躇した。
「でも半分だけかじって俺の口に合わなかったらもう半分捨てることになるよ」
そしたら途端にブスくれた表情になった。自分がススメたのを何で断るんだという表情である。だけど買って来たのは俺だぞ。
「だったら・・・」
その子は封を破いて東京〇〇〇をひとつ取り出し、半分にちぎったヤツを私のカオの前に、鼻っツラに突き出した。
「これならいいでしょ」
そうまでして食わせたいかよ。食べなきゃ許さないと言わんばかりである。しゃーない、半分を口に含んだ。咀嚼したら甘いのなんの。。。
東京○○○.jpg
「甘ぇなぁ」
俺はカオをしかめた。
「そんなに甘い?」
「甘い・・・」
「よかったらもう半分。。。」
「要らねー」
「じゃぁコーヒー飲む?」
「煎れてくれ」
インスタントコーヒーを入れてくれた。
犬か俺は。餌付けされてるのか。
これが、仮にも上役と、一般社員の会話か!!
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ビールに合うおとおしを出してくれ [居酒屋]

マスターが寝ちゃったから早く出てがまだ飲み足りない。
うさ子は休みなのでこちらへ行きました。
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ビール!!それとビールに合うお通しを出してくれないかな」
「えっ??ビールに合うものっスか?」
「うん」
ここでマスターは考え込んでしまった。
「ええっと・・・ビールに合うやつ。合うやつ。。。」
ひとりごとなのか私に聞こえるようにかブツブツ言いだした。腕組んだり首を傾げたりしてる。そのうちしゃがみこんでストックを引き出したり、これもダメ、あれも合わない、取っ換え引っ換えして出したりしまったりしている。
何を考え込んどるか?そんなに難しい注文してるか俺は?
普段、「自分、なんも考えてないスから」が口癖だしな。たまに考えようとするからだよ。
「ないっスねぇ」
「ないぃぃ?」
そしたら時折見かける常連さんが、「最初に出た豆腐は?何ていう豆腐?」
「胡麻豆腐」
ホレ見ろ。そんなんだろうと思ったよ。そんなんビールに合うかい。
「そうだ。あれ行こう!!」
マスターは厨房に引っ込んで火をいれた。
「お待たせしました」
出されたのはこれ。
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これぞビールに合うおとおし??
きのこの煮物じゃないか。定番でありますよねショウさん。
このキノコ汁ってご飯ものがなくなった時、「キノコ汁ならありますけど」というマスターの言い訳、客とのおとしどころに過去3回くらい出たことがあるからね。さては余ったな?
「どうっスか?」
「・・・まぁまぁかな・・・」
濃い味なのでビールに合わなくはないけどね。でも前に何回も食べてますよ。マスターめ。考えに考えてこれかよ。ったく。(苦笑)
最初の大事な一杯.jpg
メニューを見たら、和牛とかフライとかソソるものが結構あるじゃないか。群馬八幡には悪いけど、あっちでおじいちゃんに絡まれるくらいだったら、最初っからこっちに来ればよかったかなぁ。
お品書き1.jpgお品書き2.jpg
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「この牛肉の赤ワイン煮ってビーフシチューみたいなヤツ?」
「まぁそうっス」
「じゃぁそれ」
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これは美味しいねと声を大にして言いたいですがベタ誉めするほどのものじゃない。出される前からどんなルックスか、喰う前からどんな味か想像ついたけどね。
ワインが合いそうだね。日本酒にも合いますよ。
組み合わせ.jpg
「初めてじゃないこれ?」
「いや、そうでもないっスけど・・・」
俺は初めてなんだよっ。後は何を喋ったかちょっと覚えてないんですが、10月か11月にまた来るからヨロシクと言って出ました。
(ところが10月は宴会に引っ張られ、来れなかったんです。)
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前回の豪雨の8月、そして9月の今回、私はこっちの従業員とは誰にも会っていません。
既に書いたように現場でゴタゴタしていて、私が火中に飛び込むと会社全体の統制が崩れかねないので自重しました。
でもそれは歯がゆいし、一抹の寂しさはある。翌朝、帰京する高崎線上り電車でも携帯が鳴ったけどすぐには出れなかったのだ。戻ってしばらくしてからからAという女性社員(聖なる酔っ払いオンナ)にどーしても連絡せにゃならん一件があって、その結びに、
「黙ってて悪かったけど、実はいついつの夕方頃、遅い時間に群馬の〇〇役所に駆け込んでたのよ。敢えて今回は皆に会わなかったけど・・・」
「!!」
「ゴメンな・・・」
Aはややムクレた。
「こっちに来てアタシたちに会わないで帰るなんてっ!!」
「スマン。。。」
でもAはバカじゃない。「ちょうど私も皆も荒れてたので、来たらアブなかったかも・・・」
やはりそうか。外して正解だったかも知れない。
だがそうそういつまでも避けていられない。10月になってまた公に行かなくてはならなくなったのだが、行く前に、現地のオバさん社員からこんなメールが届いたのである。
「次回、来る時は髪の毛を生やして来てください」
(-”-;)
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愛されて梅ふく [居酒屋]

群馬八幡のおじいちゃんから解放され、市の繁華街?に戻って飲み直しです。
ムード音楽が流れる中央銀座アーケード。。。
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住んでた頃に中央銀座アーケードを歩いても、呼び込みさんからあまり声を掛けられなかった。
それは私が市の住民で時折この界隈を生活圏にして歩いており、自然とカオを覚えられたからだと思う。
だが出張で来るようになったら声をかけられるようになった。呼び込む側も、コイツは出張=接待=会社のカネ=カモという嗅覚が働くのであろう。
でもこっちはひとりなので、私なんかよりも数人連れのサラリーマンに声を掛けている方が多い。向こうも仕事なのでこっちは軽く掌で遮って黙殺する。
時折、怪しげな女性が立っていたりする。
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2月15日に大雪で崩落したアーケードの撤去はいつの間にか完了していたそうです。アーケードは設置後、40年以上経過しており、今後もアブない箇所がありそう。
中央銀座アーケードをくるまも通行するのにちょっと違和感があったが、実はこの通りは市の管轄で市道だそうですね。
全長は430mで、中紺屋町、寄合町、新紺屋町を一気通貫している。
アーケードってのは、そこまで来れば雨降った日なんかは濡れなくていいけど、現状はシャッター商店が多いし、閑古鳥は泣いてるし、商店街の印象も暗いです。どの店もレトロでくたびれています。
このアーケード隣にある柳川町にはとうとう足を踏み入れずに終わってしまったなぁ。踏み入れたらヤバかったかも。。。
でも何故か柳川町のスナックのママの名刺を1枚持ってるんですよね。
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アーケード通りの真ん中くらいにある例の店。
20時30分です。もう入る前からどうなってるかは想像がつきます。
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開いてるぞ.jpg
「ゴメン!!今日はもう酔っぱらってるから・・・」
今日は?
今日もでしょうよ。
この時間帯に来ると殆どデキあがってますね。常連さんと離れて端っこに座ろうとすると、
「何で隅っこに座るのぉ?もっと真ん中ぁ真ん中ぁ、俺の前に来てよぉ。寄って寄って寄って・・・」
ロレツが廻ってませぇん。

この店、早い時間帯ならアジフライやトンカツ、テキ、天ぷらが出来ますが、まぁ油モノはいいトコ19時半までですね。
でも早い時間に来てもマスターがシラフでオモシロくないし、19時~20時台は混むし。。。
だいたい21時で看板ですが、20時過ぎたらもうこんな調子です。
アジフライとかはとっくに諦めました。ポテサラ、マカロニサラダ、おでんばかり喰っています。
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支那竹です。
味がしっかりしみています。でも量が多くて、食べても食べても減らないのだ。包んで貰ってNANAのマスターにあげちゃった。
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ボケボケですがおでんです。
大通りにもおでん居酒屋、安兵衛があるけど、あっちは塩っ気が強いのね。こっちの方が薄味で慣れてしまった。
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「ここんとこ○○さんがお見えにならない。。。」(ママ)
「あの人は今、〇梨に転勤されてますよ」
「ええっ!!そうなの?」(ママ)
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ぬる癇とポテサラ.jpg
「見てくださいよ。(私に向かって)マスター、コップでもって、酒をくれって付きつけるんですよ」(常連さん)
「飲ませろって?」
その常連さんは帰り際に、「マスターをよろしくお願いします」って言って先に帰られた。
「えっ、ひとりにしないでくださいよ」と私。店内のお客は私だけになった。
マスター(モーちゃんと言います)は私の隣に座って肩を抱くし手を握るし、この店を皆さんが愛してくれるのに感謝感激、熱く語ってました。
「後9年は営るから・・・」
「前に10年って言ってなかったっけ?」
「それから1年経ったから」
「ああそうか。。。」
処理済~うとうと.jpg処理済~あ~あ・・・.jpg
寝てしまった。既に暖簾は下がっています。

カウンターに突っ伏して寝ちゃうのって初めてかも」(ママ)
前に椅子で寝てバックドロップみたいに後ろにひっくり返ったことがあるって言ってました。
こんなんで帰りはどうするのか聞いたら、片付けに1時間くらいかかって、その頃には目覚め、ママの運転で帰って、翌朝には仕入れに行くのでシャンと起きるそうです。
ホント、お客さんに助けられてもってる店ですね。都会じゃありえないですこういうの。初めて行かれる方は驚くと思うので、なるべく早い時間から行き、通しで頑張って20時半くらいまでは店内にいてください。2種類の情景が見れます。1軒で2軒行った気分になりますよ。(笑)
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群馬八幡のおじいちゃん [居酒屋]

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群馬八幡のこの店を17:00開店だと思い込んで駆けつけたら17:30開店なのを初めて知りました。
自販機に営業時間が貼ってあったのです。
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この店は、海の無い県とは思えない魚が供されることがある。外に出ているおススメボードには、ソデイカのお造り、ホヤ、目光りの唐揚、それらが格安の値段で表示されていた。
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おや?
店内、灯りが点いているぞ。カウンターに人がいる。後姿からして工務店風のおじいちゃん。
打ち合わせかな?
でも開店時間まで待ちます。それが礼儀というもの。
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17:30過ぎ、大将が出て暖簾が架かったが、外で待ってた私を見て仰天した。
「あれっ?来られてたんですか?」
見ての通りだよ。
「待ちました?」
「うん。待った。そこの自販機見て、ああ、17:30開店なんだなって」
「入って下さってよかったのに。既に入り込んでる方いるんですよ(笑)」
「業者さんかと思ってた。」
「いえいえ、近所の常連の方です」
そうだったのか。既に入り込んでるお客さんはおじいちゃんだった。私は一礼してカウンター端に座った。
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おじいちゃんは地元の常連さんらしいけど、大将にビールをススメたり、自分でオーダーした肴を大将にススメたりしている。
俺にも話しかけてくるかな。チラッチラッと視線を感じるんです。
人寂しいのか私んとこまで寄って来た。
おじいちゃんは私の傍に立って直立不動、こう言いました。
「ワタクシ、ゴセンゾサマがチュウゴクジンデシテ、ニホンジントケッコンシテ。。。」
兵隊さんみたいに上官に報告するように声高に叫ぶんです。そしてこっちが聞いてもいないことを喋くりだした。
大将が、「ホ~ラ他のお客さんに話しかけじゃダメ。席に戻って」とたしなめるが、駄々をこねるように、「マダイイノイイノ・・・」席に戻ろうとしないんだな。
「ワタクシ、アナタミタイナカタ、ダイスキ!!」
しまいに私の右手を両手で握りしめるように握手。これが万力のような凄い力で私はカオをしかめた。さすがに大将が席に戻しましたよ。「ホラ〇〇さん、戻って戻って。今、鯵が焼けるから・・・」
おじいちゃんだから仕方がないけど都内神奈川だったら私は必ず言いますよ。「俺に構わないでくれ」ってね。実際に言ったことが何回かあるモン。でもここは上州だし、お客は殆どが地元の人ばかりだし、そんな野暮なことはしたくない気もしたの。
寂しいんだろうね。
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「目ひかりの唐揚げ」
「ありがとうざいますっ。目ひかりって食べたことあります?」
「ないけど、これくらいの細い白身でしょ」
「目ひかり置いても、それ何?って言われることが多いですワ。目が光ってるのかって。(笑)身が白くて柔らかいんですよ。」
身が柔らかいだけに、カリッとはいかないが、アタマもホネも尻尾も完食しました。

お爺ちゃんが私の方を向いてる視線を感じたよ。自分の魚をお食べなさいよ。
どうも先日の上毛電鉄、自転車事件もそうだったが、年配者に話しかけられる傾向にあるようである。

最初のビールとお通し&目ひかり唐揚の写真を見ていただきたいのですが、この店のカウンターって何故か2段になってるんですよ。
「前から??って思ってたんだけど、何でカウンターが2段になってるの?」
「ああそれはですね。下の板は自分が日曜大工で後から付けたんですよ。もともとは上の板しかなかったんですが、それだとちょっと高いんですよね。」
「確かに。ちょっと高いかも。上の板は前からあったんだ」
「そうなんです。前はここ、焼き饅頭屋さんだったんでそこを居抜で借りたんで・・・」
そうだったのか。どうも店内のセンスが居酒屋に見えないのはそのせいなのか。
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キャベツの浅漬けと、船尾の瀧です。
船尾の瀧は上州を去る前、ある女性社員から貰ったことがある。
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その女性社員からゴタゴタした情報、相談事が来てるんだけど、私は敢えて現場には顔を出さないで飲んでいる。
(バレて後でなじられたけど。。。)
「アッチノダンナサンノオサケ、ジブンガモツカラ・・・」
私はマスターに頷き、おじいちゃんに「ありがと。いただきます」と聞えるように言った後で、「こっちにツケといてくれ」って小声で言いました。

やや年配の女性客2人連れが来たぞ。
ひとりはこの店初めてみたい。ホ~ラ、おじいちゃんの目がそっちに向いた。ま~た話しかけたがってる。さっき私んトコに来たのと同じように自己紹介が始まった。
私が横目で苦笑しながら見てたらマスターもその辺はちゃんと抑えてるようで時折制止します。常連さんならともかく初めてのお客さんにはそういう洗礼は避けた方がいいんだけどね。あまりお客さんのことをあれこれ書かない方がいいんですが、まぁアットホームな情景だと思ってください。
私の心配をよそにその女性は、
「ハイわかりました。よろしくお願いします。じゃぁまたねっ!!」
ピシャッと言い切ってましたね。さすがかかぁ天下の国だけある。
自己紹介中.jpg処理済~ひとりで頑張る大将.jpg
これはその女性客からいただいたミョウガ。
甘いミョウガでした。私は締めにざるそばを喰おうと目論んでるんだけど、
「ざるそばの薬味に入れたらいいかも」
大将はここで、ニヤッと笑った。原価がタダだからと思ったに違いない。(笑)
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おや?ママがいないぞ?
「ママは?」
「チビの具合が悪いんで看病させてます」
以前、ショウさんの記事でもママがいなかったので、「そういえば前もいなかったですね?」って危うく言いそうになったよ。不在なのはもしかして第2子を・・・な~んて邪推したけど違うらしい。
「あのおじいちゃんがいるからいないのかと思った」
「いえいえ。ウチの仲いいんですよ。自分より(あしらいが)上手なんです」
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船尾の瀧が結構効いたので、19:24の電車で高崎まで戻ることにしました。
「先日は送っていただいて・・・」
「いえいえ。すっ凄い雨でしたからねぇ。」
「ママによろしくお伝えください。それとウチの家内(ジャン妻)が一度ここに来たいって。どんな店か見たいってさ」
「笑」
おじいちゃん、女性客に一礼して出ました。店の外にはおじいちゃんが乗って来た自転車があったが、大丈夫だろうかね。
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そういえば、俺の傘はどーなったんだろう??
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冬の気配 [鉄路と風景]

急に安中市の行政に行くことになった。
だがちょっと懸念があるのだよ。
行く前に、「今は(現場には)カオを出さない方がいいかもな・・・」
「行ったらヤバイって?」(ジャン妻)
「うん・・・」
何がヤバイのか。別に私が何かやらかしたわけではないです。昨日の最後にも書きましたが、クレーム、問題が起きており、私のトコにも情報がバンバン来てるんです。
でも私はもう担当外なので公に対処できないのだ。
その原因は人員不足もある。上州で欠員が出そうなのだ。初めてです。私が担当してた2年は欠員、退職者なんか出なかったしね。
というか私が頑として誰も辞めさせなかったのよ。「俺が担当しているウチは辞めるな」とも言ったね。体制が変わって半年経ったらいろいろ出てくるのさ。
今、私が下手にカオ出したら捕まってギャァギャァ言われるに決まってる。私が出しゃばっていいならそりゃ火中の栗でも石でも拾うけど、私が出ると今の会社の職制、命令系統を侵害し、越権になりかねないのだ。
だが、そういうのは現場の子にはわからないのだ。私なら何とかしてくれると思ってるのだろう。でも何もできないのだよ私は。
でも安中市の業務は期日が迫っているのもあって行かなくてはならない。
「今回は(現場には)黙って行ってくる」
「うん。その方がいいかも」
何もできないんだから顔を出さない方がいいと判断したのです。
ホントは会いたいんだ。会って何とかしてあげたいのさ。
安中駅.jpg
新島襄先生下車駅.jpg
無蓋車.jpg
タクシーから.jpg
安中駅は2月の大雪以来です。
http://funayama-shika-2.blog.so-net.ne.jp/2014-03-01
今回も安中駅から目的地までタクシーで。。。
よく喋る運ちゃんだった。
「寒くなったねぇ。あんなに暑かったのにもう秋を通り越してすぐに冬に向かうような陽気だねぇ。今年の大雪ん時どーでした?」
あの大雪は未だ記憶に新しい。私はテキトーに運ちゃんに相槌打った。
「2回大雪があったよね。1回めは私、安中市と高崎市にいてタクシー使ったんだよ。2回めの大雪ん時は、土曜日曜月曜と休業になっちまったし」
「平野部にあんなに降ったのって過去にないですから」
「ウチの本社は群馬が雪国だと思ってる。大雪対策ってないんですか?行政は雪かきの予算組んでないんですか?て言われたモン。草津や水上じゃあるまいしさ。そういうのって知らないみたいだよ」
「同じ群馬でも草津とか水上とか、あっちの方は雪降りますけどねぇ。」
いつの間にか私まで饒舌になってきた。こっちから逆質問してやったよ。「タクシーってああいう日こそ無線で呼び出されるんじゃないの?忙しくなかった?」
「いやいやそれ以前に走るのが無理なんですよ。でも後閑(ゴカン・安中市西北)に住んでる人からどうしても来てくれって言うから仕方なく出したんだけどスタッドレス履いてチャーンしてもスリップするんです。そのお客さんとは別に、九十九川沿いの道を歩ってた人をひとり乗せて・・・普段はそんなことしないですよ。でも乗せないと軽くて滑っちゃうので。車体を重くしないと走らないんです。」
歩いてた人を拾ったのか。いい話ではある。そういえばタクシー運ちゃんがスリップして事故ったら労災になるんだろうか。ウチの支店の雪かきして筋肉痛になって、「労災になるんですか?」って言ってきたヤツ(笑ふ女)がいた。「怪我じゃないんだから労災にはならないよ」って言いました。
「雪かきって時間外手当つくんですか?」って言って来たり、「大雪で休業した日は有休なんですか?」って言って来たヤツもいた。
どれも、試しにちょっと言ってみようかなってノリだったね。結局は有休扱いにならず特別休暇扱いになって控除もされなかった。
支店の子たちは大喜び。「あまり大っぴらに喜ぶんじゃないっ」って釘を刺した。喜ぶ筋合いのものかよ。

安中市の某行政に着いて、タクシー運ちゃんには待ってて貰った。
某行政.jpg
某行政入口.jpg
ぐんまちゃん.jpg
受付入口にちょっと薄汚れたぐんまちゃんが寒そうに鎮座していたぞ。何か着せてあげればいいのにさ。
「よう、久しぶりだな」
ぐんまちゃんは何も答えない。
「頑張って1位になるんだぞ」
ゆるキャラグランプリのことです。声に出して軽くアタマを撫でてあげました。撫でた後で我にかえって周囲をキョロキョロ見渡したが幸い誰もいなかったね。
2通の届出を出して、その間はタクシー運ちゃんを待たせておいて、安中駅発16:50を目標に走って貰いました。
処理済~上り電車が来た.jpg
季節の巡りは早い。
私とご縁があってから、上州3度めの冬がやってくる。
今回は社の誰とも会わず、後ろめたいような薄ら寒い気持ちで私が向かった先は。。。
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帰途に去来するもの。。。そして。。。 [鉄路と風景]

膳駅13:44発の西桐生行がやって来た。
西桐生行.jpg
もうすぐ赤城.jpg
まさか例のオッさんはいないだろうな。
いなかったです。自転車持ち込み客は誰もいなかった。特筆する内容もなく、新里駅、新川駅、東新川駅と律儀にのんびり停車して、東武線との接続駅、赤城駅に停車しました。
新里.jpg
新川.jpg
東新川.jpg
ここで14:07発の東武特急りょうもうに乗り換えます。
赤城駅は東武鉄道桐生線の終着駅でもある。ここには駅員さんが3人もいたが、東武の社員さんではなく、上毛電鉄の社員さんらしいです。
改札口は2社共通ですが上毛電鉄はSUICAが利用できないので、一旦改札を出て東武の乗車券&特急県を購入した。北千住まで。

私は伊勢崎市の公用でりょうもうを利用したことが数回あります。(太田駅で伊勢崎線に乗り換え)その時に知ったのだが、東武は鬼怒川方面の特急には車内販売があったが、こっち方面の上り電車にはない。先刻、膳城~山上城の往復で、自販機無しでプチ脱水症状になったのをここでようやく学習、売店で爽健美茶を買いました。
降りて振り返ったところ.jpg
上下線揃い踏み.jpg
赤城駅から北には徒歩10分程度でわたらせ渓谷鐵道の大間々駅があります。上毛電鉄、東武桐生線、3車線の位置関係はこのようになっています。
3車線の関係.jpg
上毛電鉄は東武桐生線と赤城駅で接続しますが、わたらせ渓谷鐵道とはくっつきそうでくっつかない?線路が接続しそうで接続していない。でも東武桐生線の相生駅で繋がっているので、相生駅構内経由で接続しているともいえる。
わたらせ渓谷鐵道は旧国鉄の足尾線だが、上毛電鉄と過去に接続していたかどうか。。。
何で接続しないのかなぁ。この辺りに旧国鉄の“官”の意志が残っているのでは?というのは穿った見方でしょうか。
前橋方面へ.jpg
西桐生方面へ.jpg
上毛電鉄の鉄路が西桐生方面へ去っていった。

赤城駅で上毛電鉄にバイバイしましたが、赤城駅から三つ先で、終点西桐生駅から二つ手前の駅に富士山下(フジヤマシタ)という駅があって有名です。
その駅近くに富士山・・・フジサンではなくフジヤマというのがあって標高170m。頂上には浅間神社がある。富士信仰に因む富士塚のデカいものといってもいい。
富士塚というのは全国にある。距離的、体力的、年齢的に富士山まで行けない、登れない人がそこまで行かなくても、近隣の富士塚をもって富士山信仰につなげるもの。ご利益は同じです。
ここ上州桐生の富士山下の富士山は人工的な塚ではなくて自然の丘だが、富士山下駅が富士山の世界遺産登録で有名になったのは、外国観光客がホンモノの富士山最寄駅と間違えてやってくるから。
間違えないように.jpg
社のHPにも、「日本一高い山梨県・静岡県の富士山(ふじさん)ではありません。誤乗車になりませんようにご注意ください」とある。それでいてそのミステイクを逆手に取って、富士山下駅記念乗車券というもの(間違い乗車記念切符のようなもの?)をネット上で販売している辺りはさすが私鉄。
待っていた東武特急.jpg
では帰京します。
今回の一連の上州行は8月末の週末のプライベートなひとり旅なので上州の社員たちには誰にも会っていません。雷雨の夜に「大丈夫かそっち?」のメールをしただけ。
上州の現場でちょっとゴタついており、私なんかにも裏から情報が来るのですが、私はもう上州担当ではないのでその筋に譲る、委ねるしかない。
ところが問題の根幹は、その筋、担当、本社への不信なんですね。それらは電話やメールで届くんですが、「何とかしてください」・・・私を詰る文言や、「帰って来てください」なんてのもあった。ホントですよ。
もちろん「帰ってきてください」ってのは社交辞令なのもわかってます。嬉しいことを言ってくれるけど、そう言われても期待されても何もできないもどかしさ。忸怩たる思い、ジレンマを抱えながら、北千住に向かう東武特急で帰京する私は、現場の声に耳を塞いで逃亡するような気分であったよ。

そして。。。
安中駅.jpg
ひと月後の安中駅。。。

旅は終わらない。
終わらせてなるものか。
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膳城北方 芝生の丘 [隠れ郷土史]

ZEN(膳城)から北東に1km、膳城の城代だった河内備前が兼務していた?別の城塞があります。
行った記録として載せますが。。。
山上城遠望.jpg
この丘がそうなんですが、膳城みたいにコンパクトにまとまってないようで見るからにダダっ広そうな丘だな。
たいした距離じゃないだろうと甘く見て歩いたら何だか遠いんです。距離としては膳城から1kmない筈だが、膳城を下ってまた丘陵に上ってまた下って、それらしき城山は手に届くように見えるのに、そこまでが遠く長い。
農道だから真っ直ぐ目的地まで伸びてないんですよ。田んぼの中を直線で突っ切るわけにいかないからね。
案内標識もなく、ダラダラ歩いてようやく着いたらそこは広い芝生の公園になっていた。公園入口に資料館か管理棟があって、その脇に立つ模擬櫓が迎えてくれます。
何だいこれは?.jpg
近年の公園化に伴い、往時にあったとは思えない模擬櫓を造るケースが増えていますね。
グリーン.jpg
ダダっ広い芝生でした。芝生に寝そべりたかったがそんなことして眠ってしまったら日射病になりかねない。
ゆっくりゆっくり歩いて何とか本郭まで行ったのですが、全体的に大味、大雑把な縄張りでした。

山上城は広大な城域ですが、大味な縄張り。単純で、広めの6つの郭を南北に、段々に並べただけ?のようです。
三の丸.jpg
二の丸.jpg
本丸1.jpg
掘切1.jpg
掘切2.jpg
虎口?.jpg
鳥瞰図です。昨日の膳城同様、余湖先生のHPからお借りしました。ありがとうございます。
鳥瞰図~山上城.jpg
何だか妙な疲れと暑さでバテてしまい、もっとも見所のありそうな西の長~い堀を見損ねてしまったのが悔やまれる。

出典もとでございます。
OpenDocument" target="_blank">http://www.city.kiryu.gunma.jp/web/home.nsf/0/42b264514188f576492573ae000f4976?OpenDocument
http://homepage2.nifty.com/mizuki55/gunma/niisatomura.htm
私は絵心がないのですが、地上散策でこういう図を描けるのって凄い世界である。

この城塞もよく落ちる城で、北条氏康に、長尾景虎に、武田勝頼に・・・(・・・まさかこの時も素肌だったのだろうか???)・・・北条氏邦(北条氏政の弟です)たちに攻められる度に陥落、開城している。如何に上州が群雄たちの草刈り場だったということです。
地元の土豪同士の縄張り争いだったらキリのいいところで和睦するんだろうけど、外敵、特に甲州、信州から来た武田軍はヒドかったようで、前回も載せましたが、「小泉 館林 新田領之民屋 不残一宇放火 其上向善之地押寄・・・」
不残一宇放火ってのは一軒残らず焼き払ったということ。そこまでするか。

やや消化不良で散策終了。
さぁ、ここまで来たからには膳駅まで戻らなくてはならない。
歩いて来た農道をまたテクテク歩いて戻るんですが、周囲を見渡しても歩いてるのは私だけで、傍らを通り過ぎる地元ナンバーの自家用車も少ない。少ない台数のくるまが脇を走り過ぎる度に、誰か駅まで乗っけてってくれ~と心の中で叫びました。
田園風景ですが、新興住宅地もあってその一画で、今風の洒落た家の庭に面したウッドデッキで青空ランチをしていた若夫婦がこっちをじーっと見てるぞ。
私は何をしている人に見えるのだろうか。会話が聞こえそうだったね。
「アイツは何だ?どっから来た?」
「さぁ。。。見ない方がいいんじゃない?」
のような会話をしてるに違いない。

位置関係はこんな感じです。膳駅北の資料館辺りが膳城で、そこかで北方の山上公園まで歩いて来ただけで、そうたいした距離ではないのですが。。。
地図.jpg
ジリジリする炎天下で暑いです。時折吹く風はもう秋の風で、天気がいいから赤城山系が一望できるハズだが、頭上は晴れているのにそっち方面は靄って見えなかった。
遠くから1時間に2本しかない上毛電鉄の走行音がカタンカタン聞こえる。
遠いなぁ。汗びっしょりで喉が渇く。何処まで行っても水分が無い。自販機が無い。軽い嘔吐も湧き上がって来た。こういう散策の時は水を持って歩くべきでしたね。
革靴なので足首が痛い。上州の城塞散策は電車~徒歩は向いてないね。後で知ったレンタルサイクルトレイン、それを利用すべきだった。
しまいに腹痛まできたのでZEN遊具がある公園のWCを借りましたよ。
この症状をジャン妻にメールしたら。。。
二日酔いだね。(@@;)」
1時間に2本?.jpg
膳駅にたどり着いたら、ちょうど中央前橋方面の電車が出たとこだぁ~っ。
仕方がない。高崎線で帰還するのを東武特急に乗り継ぐ赤城駅方面(13:44発)に変更しました。ややゲンナリして膳駅のベンチに腰を下ろしました。
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膳城~武田勝頼素肌攻めの真相 [隠れ郷土史]

公園の模擬天守は遊具です。
膳城の城域にある公園です。
ZEN.jpg
膳城?武田勝頼が素肌攻めをした逸話の舞台ですよ。

上州には盟主はいない。
小豪族の集まりでしかない。上杉、長尾、北条、武田の草刈り場だったといっていい。
甲斐から信州ルートで武田軍が飢狼のようにやってきて西上州を席巻した。だが信玄の存命時は勢いがあったが、勝頼の代になってからは長篠で大敗してしまい、凋落の下り坂に差し掛かる。
膳城攻めはその頃で、武田家末期の勝頼の唯一のハイライトでもある。

膳城攻めは越後の上杉謙信の跡取りをめぐって二人の養子、景勝と景虎が争った御館の乱の影響で起こったともいえる。
この内乱は「天地人」ではかなり端折って描かれ私は失望したが、実際は数年間に渡って越後全体が泥沼の内戦になり、乱の終結後も恩賞のバランスで上杉家中が大揉めに揉めて越後の軍事力は大きく低下するのだが、武田家中にも影響を与えた。
この乱勃発当初、小田原の北条氏政が実弟景虎への支援を同盟者の武田勝頼に依頼した。勝頼自ら軍勢を引き連れて信越国境へ出張ったのだが、勝頼から見たら肝心の北条氏の動きが鈍い。
氏政が差し向けた援軍は冬が近づいて景勝の故郷、越後坂戸城を抜けなかったこともあって実の弟の救援すら消極的に見えたのである。それでいながら武田家にのみ出血を強いているじゃないかと氏政への信頼が薄らいだ。
では景虎側が勝利したらどうなるか。結果的には関東と越後が北条家の血で繋がって勢力が拡大されるのは必定。あまり勝頼に益は無さそうである。
景虎に押されていた景勝と直江兼続はそれに気付いた。そして勝頼に持ちかけた講和条件の中に上州沼田領の割譲があったという。
勝頼の上州膳城素肌攻めはこの過程で起こった。

勝頼を貶める恰好の材料に、黄金2万両の提供が挙げられるが、結果的に勝頼は景虎支援から景勝支援に鞍替えったことになる。
景勝との和睦に踏み切り、自分の妹の菊姫(甲州夫人)を嫁がせた。
信玄謙信の頃ならまずありえなかった婚姻政策で、甲斐と越後が繋がったのである。
本丸2.jpg
本丸3.jpg
勝頼率いる甲州軍がここ膳城に押し寄せたのは天正8年(1580年)10月だそうです。
この時期だと泥沼だった御館の乱はそろそろ終息しかけている頃合いだが、景勝が勝頼に出した和睦の条件の一つ、上州領の割譲の余勢を駆って景虎派だった厩橋を奪い、その勢いで小泉、伊勢崎、大胡、そして膳、この辺りまで来たというもの。
では素肌攻めって何か?まさか一糸まとわぬ素っ裸で攻め寄せたのではないです。そんなことをしたら掠り傷ですらアブない。素肌攻めってのは甲冑で武装しない服装で攻め寄せたというもの。
何故、武装しなかったのか。
勝頼の軍は領民を慰撫する為に敢えて平服でこの地に差し掛かり、そこへ膳城内で宴会を開いていた家中が酒の酔いに乗じて甲州軍に攻めかかったはいいが反撃を喰らい、城内にまで攻め込まれて落城した???
領民を慰撫??
それはアヤしいな。上杉家の文書に勝頼が景勝に宛てた手紙があって、
「太田宿以下之根小屋悉撃碎 生城計被成 剰自城中執出候勇士百餘人討捕之 」
太田宿というのは太田市にある金山城のことらしい。
「小泉 館林 新田領之民屋不残一宇放火」
小泉、館林、新田領を1軒残らず焼き払ったという記述です。武士が戦争をするのは勝手だがそんなことされた領民は迷惑至極である。
この記述が本当なら領民を慰撫する為に平服でこの地を闊歩したとは信じ難い話ではある。実際はかなり荒らしまわったのではないか?
「其上向善之地押寄 則時ニ責破 為始城主河田備前守 楯籠凶徒千餘人討果」
ここで言う「善之地押寄」・・・これが膳城攻めの部分で、「千餘人討果」・・・千人も討ち取ったとは如何にも多過ぎの感があるが。それだけ大捷だったのでしょう。
甲州軍がここまで席巻できたのが意外な感もある。もう少し東へ行けば下野(栃木県)ですからね。

膳城は北側に地元の資料館があるが、そこから膳城へ誘う案内板は無い。無い代わりに堀底には遊歩道が敷かれ、車椅子でも散策できるようになっている。
掘に降りる.jpg
掘の遊歩道1.jpg
掘の遊歩道2.jpg
掘の遊歩道4.jpg
掘の遊歩道5.jpg
掘の遊歩道を見下ろす.jpg
掘の遊歩道途切れる.jpg
東側には民家と公道があって、そこからストレートに本丸に入れるから楽チンです。ただ、夏場だったので蚊がブンブン飛んでましたね。
〇〇〇熱は持ってないと思うけど、夏場に訪城するなら虫よけスプレーは必須です。
東側の昇り口.jpg
開設版.jpg
勝頼は上州の一部を何処まで制覇したのだろうか。
上州の一部を手に入れたと言って喜んでる形勢ではなくなってくる。膳城を攻めた時、城にいたのは北条側に付いた河田備前という人で、武田、上杉(越後長尾)、北条の緩衝地帯だったのに直接干戈を交えてしまったことになる。
怒った北条氏は東海地方の徳川家康と同盟して甲斐を南から脅かす。家康の後ろには信長がいるので、勝頼は三方からの敵を迎撃する情勢を自ら作ってしまった。となると、甲斐から遠い上州に目を剥ける余裕は無かったのではないか?
この後、あまり知られてないが、駿河湾の海戦で北条水軍に惨敗、遠州の高天神城を見捨て家中が動揺し、穴山梅雪の叛心が芽吹き、強引に新府城を作ろうとして木材調達を命ぜられた木曽義昌が背き、民衆も離反し、急坂を転げ落ちるように滅亡へと向かうことになる。
本丸と二の丸間の堀.jpg
土塁1.jpg
土塁2.jpg
掘そのまま2.jpg
掘そのまま3.jpg
掘そのまま4.jpg
上州一体を勝頼が支配したという話はあまり聞かないのは、膳城を含めて北上州を手中に収めたはいいが、長篠の大敗北で将星の数が少なくなり、結局は地元土豪に任せたことや、自身が僅か2年後の天正10年に天目山で滅んだのもあると思う。甲斐府中から直接は管理できなかったに違いない。
挙句の果てにこの膳城での大勝は、御大将自ら武装しないで攻め寄せたという風に化けてしまい、後世の凡将評価を裏付ける材料にすらされてる感がある。

この膳城素肌攻めは落ち目の勝頼のハイライトの筈だが、新田次郎氏の小説で、この膳城素肌攻めの項があるかと探したが見当たらない。
小説の流れで大筋としては必要なかったのかも知れない。

鳥瞰図~膳城.jpg
鳥瞰図はこの道の第一人者、余湖先生のHPから転載しました。
現在、北郭は資料館と、冒頭1枚めの写真にある公園になっています。WCもあります。
http://homepage2.nifty.com/mizuki55/gunma/kasukawamura.htm
余湖先生の掲示版に転載をお願いした際、明日Upする膳城の少し先にある城塞の鳥瞰図の転載をお願いしたのですが、うっかり膳城を併せて依頼するのを忘れてしまいまして。。。
ここで出典元の明記と併せてお借りいたします。

本丸1.jpg
膳城はよく落ちる城で、上杉謙信が2回、武田勝頼が1回、善氏の頃に1回、陥落しています。
謙信、勝頼以外で過去に関わった将星たちは、桐生祐綱、善因幡、善三河、善宗次、大胡民部左衛門、佐野昌綱、最後の将は河田備前、そこで潰えた。
膳城を望む.jpg
武田勝頼か。。。
別に好きでも嫌いでもないけど。親父が偉大だと二代目は辛い。後世の評価も厳しい。ましてや二代目で家が滅んだらなおのこと厳しい。でも勝頼は今川氏真ほど凡庸ではないように思う。
勝頼は謙信の養子になった方が良かったのではないかと思うのだよ。膳城は勝頼が生涯最後に攻め落とした城・・・という訳ではないが、末期の武田家中にとっては滅亡前の光芒といっていいと思います。
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ZEN? [鉄路と風景]

泣くなよ。。。
私は泣いてるその子の前に座った。そこはさっきまでいたオッさんが座って声高に喋ってた位置です。
タオルで目をぬぐってる。表情を見たら目が真っ赤でやんの。泣くなよこれくらいでさ。都会なんかもっとヘンな人いるよ。強くならなきゃ。
そんなに怖かったかね。トラウマにならなきゃいいけどね。家に帰って親御さんに言うかもね。
もしかしてオッさんと私の会話が怖かったのかな。私もそれなりの大きい声を出しましたからね。私はその子を護ろうとしたつもりなんだけどさ。
俺が泣かせたみたいじゃないか。
いたたまれなくなった。まぁそっから先の車内空気の重いこと。上毛電鉄はひと駅ひと駅の間隔が短いんだけど妙に長く感じたよ。
去っていくところ.jpg新屋駅.jpg
粕川駅.jpg粕川駅で車両行き違い.jpg
粕川駅のぐんまちゃん.jpg
女子高生は私とカオ合わせず私も知らん顔。この子は私と車内の空気を共有するのに耐えられなくなったに違いない。
報われない気がしたのとアホらしくなったので前方車両に移りました。なんなんだ俺は。
新屋駅、粕川駅、そして目的地の膳駅。
私は膳駅で下車した。ワンマン運転なので前方車両の運転手にキップを渡した。この運転手はさっきの騒ぎを知ってか知らずかニコニコしてましたね。

後日、泣いてる子の写真をジャン妻に見せたら、
「アナタが泣かせたの?」
「俺じゃねぇよ・・・」
「アナタが怖かったんじゃないのこの子?」
「・・・」
そんなことはその子に聞いてみなきゃワカラン。でも一期一会に決まってるさ。

どうも私の上州旅行は椿事が少なくない。
先日も八高線ホーム3番線で昼間っから泥酔していた男性客を私が抱き起したばかりに、その泥酔客をどう扱うか、発車間際に高崎駅職員と八高線運転士と私の3人でミーティングするハメになったからね。

膳駅.jpg
そういえば江木駅から先、膳駅までは、下車する客はいても乗って来た客はそのオッさんだけで他はいませんでしたね。
上毛電鉄の沿線は小規模の町や農業地帯で、乗客の主力は学生さんの通学輸送のようです。だから朝夕に集中するのかも。もしくは心臓血管センターへの通院客でしょう。
乗客が少ないからか、中央前橋行きの電車が途中から乗客がゼロになって司令部に連絡したら、前橋まで来るに及ばず、三俣駅の側線に留めるよう指令が来たとか、東武線の高性能車両が乗り入れたら電力消費が甚だしく、電気をそっちに喰われて他の電車の動きに支障が出たとか(電圧が下がったのだろうか?)のエピソードがある。
だから他社線が乗り入れない?
電圧を上げればいいってか?
何処の他社線も乗り入れないで、自社だけで頑張っているのはちょっとカッコいいと思うし、上信電鉄の富岡製糸場のような目玉がないので沿線のハイキングツアー、敬老の日に60歳以上500円切符で載り放題、町田酒蔵の舛酒がふるまわれる舛酒列車の運行とか、いろいろ頑張ってるんですよ。

帰りの時刻を確認しようと改めて膳駅の発着時刻を見たら30分に1本はありました。本数多いとはいえないが覚えやすいし、560円の運賃も決して安くはないがそう高くもない妥当な金額でしょう。
1時間に2本?.jpg
泣いてる女子高生を乗せた電車は赤城、西桐生方面へ去っていった。
俺が泣かせたんじゃないぞ。
泣いた涙の分だけ強くなることを願うよ。。。
去って行く電車1.jpg
去って行く電車2.jpg
私が降りた駅は膳(ゼン)という一文字の駅ですが、行政上はひとつ前橋寄りの駅名だった粕川町です。前橋市に編入された町。
膳?食器料理を置く台ではなく、善という人が支配した時代があって、そこから来ているようです。善でも膳でもいい名前だと思う。
膳駅は片側ホームだけで、駅前は自転車を停めるスペースが猫の額ほどあるだけで売店も飲食店も無いです。
県道沿いに酒屋さんがあってそこで水分補給、この時、予備に1本買っておけばよかったんだけど、この先にも自販機あるだろうと甘くみた。私は前日の河越館散策時の労苦を学習していなかったのである。
そこへ行く途中1.jpgそこへ行く途中2.jpgそこへ行く途中3.jpg
目的地まで歩きます。
歩道のないゆるい上り坂です。上毛電鉄のサイクルトレインはこの散策の後、家に帰ってから知ったので、知ってれば利用すればよかったと思った。
もっとも自転車なんか持って乗り込んだら、座席シートで自転車を手で押さえて座ってなきゃならないし、立ったり座ったりしながら駅名の撮影なんかできなかっただろう。
自転車持ち込み同士でさっきのオッさんと会話が増えただろうな。

炎天下をトボトボ歩いてたら陽射しがジリジリ照りつけて来る。頭頂部から額から汗が玉のように噴き出した。時折、赤城方面から吹いてくる風は秋の気配を感じさせた。
私以外に歩いている人なんていない。歩いているのは私だけです。誰ともすれ違わない。
カジュアルを一着も持っていない私は、上着を脱いでるけど黒のスーツオープンシャツです。何者に見えるだろうか。
何処からか鶏糞の香(ニオイ)もするぞ。
行った先にあるものは?
ZEN.jpg
ZEN??
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オッさん [鉄路と風景]

何処の駅から乗車したのか忘れましたが、私の前に自転車を持ち込んだ女子高校生がいた。背は高いけど体格的に未だ1年生か2年生と思われます。
その子はⅰ-Phoneからイヤホン繋いで自分だけの世界に浸っていて、真正面にいる私のカオも決して見ようとしない。私も知らん顔してた。
私は駅に着く度に立ちあがって駅名表示はホームを撮っている。江木駅に着いたら、自転車を担いで乗車した農作業っぽい風体のオッさん、年齢的に70前くらいかな。如何にも何処からか旅をして来たといった感にあるそのオッさんが車内の空気を破った。
処理済~よう喋るんです.jpg
私は駅名を撮影してたので立ったり座ったりしてたんですが、そのオッさんは女子高生の前に座って思いっきり声高に、
「いやぁ暑い暑い。疲れた疲れた。〇〇から自転車で来たんだよぉ」
何処から来たって私の知ったことではないが、ひとりで大声で喋くってるんです。
「この電車は自転車持ち込めるんだねぇ。便利だねぇ。いつからかな。前からそうだったかな?」
これって質問なの?
ひとりごとなの?
私に言ってるのか?どっちでもいいけど耳が遠いのか、とにっかく声が大きい。
誰に話しかけてるでもないようだが、私がいるこの後方車輛には私と女子高校生しかいない。女子高生は音楽を聴いてる。おそらく関わりたくないのだろう。下を向いているんです。
私もこのオッさんを女子高生に関わらせたくない気持ちが動いた。デケぇボリュームのひとりごとに割って入った。
「どっから来たんだって?」
「〇〇から。いつからこの電車は自転車を持ち込めるように・・・?」
私はデケぇ声を途中で遮り、
「いつからかわからないです。自分もこの電車、今日初めて乗ったんで・・・」
「便利だねぇ。。。〇〇からずーっと旅してきていや~疲れた疲れた。便利だねぇこれ」
俺の返事を聞いてないのか。このオッさんは地元の人なのだろうか。「いつからこの電車・・・」と言うからには以前、上毛電鉄を利用した経験があるのかな。
「北原駅で降りるんだけど、あと駅幾つかな?」
「北原駅?次の次の次!!」
こっちも声が大きくなってきた。
「次の次ね」
「次の次の次です。大胡、樋越、北原」
私は、大胡、樋越、北原、って一つ、二つ、三つめ、指折り数えるアクションで伝えた。北原駅は今日、私が降りる膳駅の2つ手前です。
単に喋りたいだけなんだな。ひとり旅で人が恋しくなったのかも知れない。悪い人間ではなさそうだが、私が遮らないとデケぇ声のひとりごとの矛先が前の女子高生に向いてしまうな。

北原駅は私が降りる膳駅の手前なので、このオッさんは私より先に下車するから、そこでこの騒ぎ、椿事は終息するのがわかったので、ここは私が遮るしかないなぁと肚を括った。逆ギレする老人っているからね。
そしたら大胡駅の手前で矛先が女高生に向かったのよ。私から逸れたの。
「お嬢さん、高校生?」
ホぉラ始まった。
「高校生?」
「・・・???」
女高生は自分に話しかけてるのがすぐに理解できずキョトンとしてたが、イヤホン外して、「ハイ・・・」消え入りそうな声で仕方なく返事をした。

ここで大胡駅に着いた。私は時間があれば大胡駅近くにも見たいものがあったのだが、ここで見捨てるわけにもいかないので大胡駅散策は断念して女子高生の左隣、整理券の脇に立ってオッさんの視線をこっちに引き寄せた。
他にもいろいろ喋ってましたね。出身がどうだらこうだらとかね。身の上話なんかに興味ないけど適当に相槌打ちましたよ。
「俺ぁね。〇〇から来て・・・」
さっきも聞いたよ。
「〇〇はこっから遠いね。あそこは電車の本数少ないからね」これは私。同じことを繰り返し繰り返し話し、叫ぶような大声は前方車両にも聞こえたんじゃないだろうか。
オッさんはここでちょっと息切れしたみたい。聞いてもいないのにひとりで喋ってるから自分で疲れたんじゃないの。
大胡駅.jpg樋越駅.jpg
女子高生は困惑してるようだった。
それはデケぇ声で話しかけてくるオッさんに対してか。それに対応して自然と声高になった私も含めてか。でも自転車を持っているので前方車両に退避することもできない。この騒ぎ(というほどでもないが)が収まるまでじーっと辛抱強く耐えているしかない。幸い、駅と駅の間隔が短いのが救いである。もうすぐ終わる。
樋越駅で私まで叫ぶように言った。
「北原駅は次ですよっ。次っ!!」
「次ね!!」
「そうっ。今のうちに前の車両にいかないと・・・」
追い立てるように言いました。
北原駅.jpg何処へ行かれるんだろう.jpg
北原駅に着いた。
オッさんがホームから降りて行く。この後、何処へ行ったかは知らない。
車内、落ち着いた。走行音と車内アナウンスだけになった。さっきの騒ぎはなんだったんだ?
そしたら・・・
あ~あ泣いちゃった.jpg
あ~あ、泣いちゃった。。。
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Cycle Train [鉄路と風景]

車内風景.jpg
11:15発の西桐生駅はゴトゴト発車した。
すぐ城東駅に着いた。次に三俣、片貝、上泉、赤坂と律儀に淡々と停まっていきます。車内から瞬間的に撮影したので写りが悪いですがご容赦。
無人駅が殆どですが、どの駅にも簡易的な駅舎があって赤城おろしを防ぐように北側に覆、壁があるんですよ。
同じ私鉄でも上信電鉄の駅ホームはそういう覆いなんかなかった。殆ど吹きっ晒しだった。赤城から吹いてくる風はよほど寒いんでしょうな。
城東駅.jpg三俣駅.jpg
片貝駅.jpg上泉駅.jpg
沿線風景は田園風景と住宅街が延々と続く。ちと盛り上がりに欠けるけど長閑でいい電車ではある。
上泉駅は剣聖上泉伊勢守信綱が生まれたところ。箕輪城の長野業政の家臣であり、柳生新陰流宗矩やその父、宗巌(石舟斎)に影響を与えた人物です。
上泉駅を過ぎて桃の木川を渡る。ここはアクセントですが、後はずっと淡々とした風景が続く。
桃ノ木川鉄橋1.jpg桃ノ木川鉄橋2.jpg
桃ノ木川鉄橋3.jpg桃ノ木川鉄橋4.jpg
車内は通院に行くお年寄、部活帰りの高校生たち。ひとりの女子高校生がいました。後でちょっとした騒ぎになるのですが・・・。
ハイキングがてら散策に来たという風体の人もいましたね。
処理済~女子高校生さん.jpg
そして自転車です!!
沿線風景が淡々としてるので自転車持ち込みについて述べます。上毛電鉄道は電車運賃のみで車内に自転車を持ち込むことが可能なんです。サイクルトイレイン。しかも持込料無しです。
自転車って小さいのにでも2人分の座席を取ってるけど。
大都会では絶対にありえないでししょう。電車内マナーの常識を打ち破るこのプラン、サービスは、約2年の試行期間を得て平成17年4月からスタートしたそうです。





もちろんルールがあって、
①自転車は必ず後ろの車両に乗せること。
②乗車中は自転車が転倒しないよう手で押さえること。
③車内や駅ホームで自転車に乗車しないこと。
通勤時間帯や、お祭り行事で電車が混雑する日は自転車乗車をお断りするそうです。
車内アナウンスが繰り返し流れた。全部、全セリフは覚えていないけど、
「・・・手で押さえるようお願い致します」
「混雑時には持ち込みをお断りする場合がございます」
「電車内やホームで自転車に乗ることは大変危険ですのでお止めください」
というものだった。電車ん中やホームを自転車で疾走するヤツがいるのかい。

他ではない便利でユニークなものだが、これって乗客数が少ない為に可能なのではないか。集客の為か、現状維持の苦肉の策といっていい。
空いてるから?田舎だから?まぁそうなんだけど、(バカにしちゃいないですよ。)沿線は目立った勾配が無く、急なカーブもなく、単調な田園地帯を走るから可能なのでしょう。
HP見たら「今では年間40000台以上ご利用いただいております」っていうけど、私が乗った11:15発西桐生行は、私が膳駅で下車するまで都合5人いましたよ。全員、両手もしくは片手で抑えていました。
更には驚いたことに、上毛電鉄はレンタルサイクルもやっていて、中央前橋駅、大胡駅、赤城駅、西桐生駅で無料で自転車を貸し出している。
自転車をお持ちの方もお持ちでない方も是非ご利用くださいとあってトテモ牧歌的である。間違ってるといけないので、この驚くべきサービスの貸し出しルールをHPからも転載しますが、貸出時間は午前9時から午後6時までです。返却はその日の午後6時まで。日を跨ぐのはNGらしい。レンタカーと一緒で必ず借りた駅に返すこと。上毛電鉄は無人駅が多いので、その駅に乗り捨てなんてダメですよ。
私は貸出申し込み用紙を見てませんが、身分証明するようなものの提示も求められるだろう。でもそれを事前に知っていたら、この後の散策の労苦は軽く済んだのにと臍をかんだ。

サイクルトレインは自転車を折りたたんで持ち込むのとは違って、折りたたまないで持ちこむのをそういうそうですね。
やはりこういうのは日中に車内が空いているから可能なんですよ。空きスペースがあってこそのもの。でも他社がマネして導入するのはまず難しいと思ったのですが、近年かなりの私鉄で始めているそうです。関東鉄道、一畑電鉄、北陸鉄道石川線、西武線と直通以外の秩父鉄道、いすみ鉄道、小湊鉄道(土日のみ)他、少なくないのがわかった。
それらは日常的に可能なのもあれば、時間帯を指定してたり、イベント日だけイベントと併せた場合もある。無料だったり持ち込み料金を徴収するケースもある。
では誰かが言ってた日本一揺れる電車、上信電鉄ではどうだろうか。
可能だそうです。でもあらかじめ持ち込み可能な指定列車の確認と、駅への事前連絡が必要だとか。鏑川鉄橋の前後のカーブや、高崎商科大前~山名~西山名、千平~下仁田間のカーブで絶対に転倒するだろうから無理だろうと思ってた。持ち込み可能とは最近まで知らなかった。
持ち込んだ乗客をおそるおそる観察してたが余裕でしたね。意地悪くガシャンって倒れるのを期待してたりもしてね。
自転車を持ち込まないこっちは、揺れたらどうするんだ?急停車した時は?って多少は心配するけど持ち込む人は慣れてるんでしょう。ねっナワさん。

まだあります。上毛電鉄はマイカーで駅まで行って電車に乗るパーク&ライドシステムを導入していて、上毛電鉄利用者は駅駐車場を無料です。
もっとも駅は限られていて、上泉駅(13台)、北原駅(26台)、江木駅(38台)、大胡駅(32台)、粕川駅(24台)、新里駅(46台)。。。
これについては事前に確認した方がよさそうです。というのは一部の駅では満車になっている場合があるからです。
心臓血管センター駅.jpg心臓血管センター.jpg
心臓血管センター駅です。
ここで2回めの列車交換。(1回めはどの駅だったか忘れました。)
凄い名前ですね。群馬県立病院の門前駅なんですが、最初は列車交換の為の信号所だったらしい。それが駅に昇格して、行き違いの駅を模索していたのと、病院側とのバス路線の縮小に伴う折衝、いろいろあって病院名を冠にしたようです。
心臓と血管、二つの内臓が駅の名に付いた珍しい駅名ですね。
列車交換1.jpg
前橋方面へ去る電車.jpg
赤坂駅.jpg江木駅.jpg
載り込んで来たオッさん.jpg
ここまでは退屈なくらい長閑な車窓風景、牧歌的な車内光景だったんですが、次の江木駅で声の大きいお喋りなおっさんが乗車して来たんですよ。自転車を軽々担いで。
悪い人ではないのだが、ちょっと困ったオッさんでして。。。(^^;
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もうひとつの前橋駅 [鉄路と風景]

中央前橋駅.jpg
中央前橋駅です。
JRじゃないですよ。上毛電鉄上毛線の起点駅です。
この駅はJR前橋駅から約1km離れていて、けやき通りをトボトボ歩いてその先の交差点の歩道橋を渡ってまだ先で、信号待ち時間を入れると10分以上歩きます。発着に合せて連絡バスが約30分間隔であるらしいがよくわからなかったのだ。
地図.jpg
交差点.jpg
商店街.jpg
この辺りで私は近隣の行政へ届出に出向き、白バイにつかまり、閉店した喫茶店で休憩したり、夜は交差点の先にある有名酒場つくしに行ったり、幾つかのご縁はあったのですが、つくしから先を徘徊したことはないです。
改めて歩いてみたら町並みは古くシャッター商店街のように見えた。高崎みたいに再開発されて新店舗が増えてるようでもないです。
つくしの若旦那が、「ここは官庁街だから」、「夜は湯型5時、8時過ぎると人がサッパリ・・・」も頷けるというもの。
つくしです。
つくし.jpg
この2店には入ってみたいですね。機会があればね。
マハトマ.jpg
やさい畑.jpg
中央前橋駅の改札前に立って「えっ?」って驚いたのが、SUICAやPASMOに対応していないんですよ。現金払いです。(でもまぁそれは上信電鉄も一緒か。。。)
私が今日行く目的地までは560円でした。改札には女性の駅員さんがいて、私の購入した乗車券・・・殆ど昔ながらのキップでしたよ。そういうのってまだあったんだ~って思わせるパンチ?切符切りのハサミみたいなので、
ブチッ!!
日頃は自動改札に慣れてしまっているから、キップを切るという動作と切る音を忘れていました。
仲良く並ぶ.jpg
駅ホームは半ドーム形になっています。北側だけ覆いがあるんです。何故だかおわかりですね。赤城方面からの風をブロックする為ですよ。
節電を謳っていて照明は一切点いていませんでした。
電車2.jpg
電車1.jpg
おおっ、車両は見るからに西武鉄道か東急車両の流れですね。
車内の冷房、空調も最低限でした。その代わりといっていいのか、天井から風鈴がたくさんブラ下がってた。いい音を出しています。
でもこれって落ちたりしないのかな?
(風鈴電車は9月10日までの運行です。)
車内風鈴.jpg
改札にこんな小さい幟がありました。
見ようかどうしようか・・・.jpg
楫取素彦(カトリモトヒコ)という人は群馬の最初の県令(知事)です。山口県萩の出身で、吉田松陰の姉妹を奥さんにしてるから必ず登場するでしょう。(大沢たかおさんが演じることに決まりました。)
この人の在任中に群馬県庁は前橋に決まるので、その移転問題まで描かれるかどうか。。。あまり両市を煽られてもどうかと思うし。
前橋市は萩市、防府市と連携を取っているようです。でも高崎市内ではこの幟は見ないような気がする。
見るかって?
う~ん。どうしようかなぁ。要潤さんや佐藤隆太さん、内藤剛志さんとか、いい俳優さん出てるしなぁ。
HP.jpg
上毛電鉄上毛線は、ここ中央前橋駅と西桐生駅を結ぶ電車で、幾つか支線があるのではなく、鉄道路線はこの上毛線だけです。
創業時の詳細は省きますが、簡単に言うと、もとは赤城山麓の生糸織物の産業輸送を担うものだった。
関東全域の広範囲地図で見ると上毛電鉄と現在のJR(旧国鉄)両毛線がほぼ並行しているように見えますが、大きい拡大地図で見ると両毛線は伊勢崎市をカバーする為、かなり南に湾曲しながら東西に伸びているでしょう。
赤城山麓から離れてしまってもいるんです。そこをカバーするのもあったと思う。
東西に伸びる路線はあっても南北を結ぶ路線がないので、本庄市方面への計画線もあったらしいが頓挫したそうです。利根川を渡る橋を架ける費用が捻出できなかったのかも知れない。

上毛電鉄は何処の他社路線とも接続していない単独、唯我独歩の独立路線のように見えますが、東武鉄道桐生線の赤城駅、ここで私は帰途に東武特急に乗り換えましたが、レールが接続されてるのを確認しました。かなり昔には浅草駅からの直通、特急、夜行が中央前橋駅まで来ていたそうですよ。
他にも他社線と近接した箇所はありますが接続していません。私はJR前橋駅から徒歩で中央前橋駅まで来たが、他にもわたらせ渓谷鐵道駅ともう少しで繋がる箇所、駅があるんですよ。
赤城駅から大間々駅まで徒歩10分、桐生球場前駅から運動動物公園まで徒歩5分で、西桐生駅から桐生駅までも徒歩5分で連絡はしています。もう少しで手が届きそうな距離なんです。どちらかを走る車両を男女に例えたらもどかしい限りです。
近年、駅が新設されたり(心臓血管センター前、桐生球場前)、幾つかの有人駅の駅舎改築を行ったりしていますが、何処の地方鉄道にもよくある話で、くるま社会の普及により旅客数の減少、トラック運輸や宅配便の普及による貨物運輸の廃止、少子化、学校の合併による定期客の減収、職員数の削減等あって先細りの状態で今日に至っています。
上信電鉄は富岡製糸場の世界遺産登録等あって明るい雰囲気があるが・・・上毛電鉄はやや地味で、厳しい印象を受けましたな。
広瀬川1.jpg
中央前橋駅のホーム脇から突如として川が現れる。広瀬川です。
この川は自然の川というよりは灌漑用水として整備された疎水といっていい。渋川市で利根川から別れて、伊勢崎市で再び利根川に合流する。
間違ってたらゴメンナサイですが、地元ゲスト、もと田舎娘さんの近くを流れてませんか?
広瀬川は前夜の豪雨もあってか結構な水量で流れる速度もかなり速いぞ。溢れたりしないのかな。疎水は灌漑と、本流が氾濫しないように逸らす役割もあるので、その川が溢れたらシャレにならないけど。
いきなり川が現れたのは前橋市街では暗渠になっているからですよ。駅前広場の地下を流れている。
広瀬川2.jpg
車内1.jpg
私が乗った電車の発車時刻は11:15だったと思います。乗客数は10人もいなかった。
そしていざ、発車する頃になって仰天した。
何かがあるぞ。
えっ??.jpg
処理済~自転車??.jpg
じ、じてんしゃ??
おいおい。車内に自転車を持ち込んだお客さんがいるぞ?いいのかな。
目が点になった。(続く)
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