So-net無料ブログ作成

江戸吉寿司 [グルメ]

「たまにはお寿司食べたい」
「なに?寿司ぃ?」
寿司って高くねぇか?いや、値段もそうだけど、敷居がね。意外に思われるかもしれませんが、私はカウンターで寿司を喰った記憶が・・・1回しかない。ジャン父(故人)と行っただけ。ホントですよ。
出前で特上喰う時は1年に3回か4回くらいありますけど。寿司店に入ったことって無いんです。

ジャン妻は刺身はあまり喰わないのだが・・・(・・・というかジャン妻は刺身を喰うのが遅く、殆どは私が喰ってしまう・・・)・・・寿司だと結構、喰うんです。寿司飯、酢でしめたご飯が好きなんだろうな。駅のデパ地下で、私は崎陽軒のシウマイ弁当を買うが、ジャン妻は売れ残った寿司を買ったりする時がある。

お品書きで見た場合、居酒屋だと注文の仕方によってはバランス良く食べれるが、寿司屋だと基本は寿司しかない。言い換えれば魚(刺身)と飯しかないではないの。
店構え4.jpg
もう引き払ったが、ウチらが1年いた社宅マンション近くに、市で一番という評判のお寿司屋さんがあったのです。尺八が流れる居酒屋のオヤジ、○郎さんから聞いた。
「あの寿司屋行った?」
「いやぁ、何だか高そうだし。高級そうだし。敷居が高そうで」
○郎さんは「そんなこたぁないよ。あそこの店主は腰が低いしそんなに高くない。」
開店前、仕入で出入りする店主を見たらガタいがデカく、テカテカの坊主アタマだった。叡山の僧兵にしか見えなかった。

店にも一度だけ入ったことがある。
喰いに入ったんじゃない。寿司屋の駐車場と俺んトコの駐車場は同じ敷地内になっていて、一度、コーンを立て忘れて外出したら、寿司屋さんの客が知らずに俺んトコに停めちゃったのです。
「こりゃぁ寿司屋の客だろ」
「うん。行ってくる。アナタはここにいて」
ジャン妻は寿司屋ん中に入り、事を荒立てないよう穏やかに、「あの~、違ってた失礼ですが、こちらのお客さんで、そこの何番目の駐車場に停められた方いらっしゃいませんでしょうか?」
店主と女将はちょっと慌てて、店内のお客さんに確認したら、年配の女性客が「すみません私のですっ」って出てきた。その女性は暗がりの駐車場で立ってた私を見て一瞬だけ、ホント一瞬だけギョッとしたが、店の女将さんがサポートして誘導し、丁重に謝罪されました。
その時、○郎さんが言う「店主は腰が低い」は、単に自分トコの客がよそ様の駐車場に停めてしまった「ご迷惑をおかけしました」の丁重さかと思ったのだが。。。

行ってみたらホントに腰低く、丁重だったんです。
店構え3.jpg
「ここを去る記念にこのお寿司屋さん行きたい」
私はもうここまできて新規の店を開拓するのが気がススまなかったのだが。
いっつも混んでるので、「じゃぁ電話してみっか」
検索して電話したら、混んでるけどカウンターが2席、空いたところだという。
私は寿司屋という慣れない暖簾を静かに潜った。入ってみたら、明るく、清潔感あり気持ちのいい店内だったのです。完全禁煙。イカツい体格でスキンヘッドの店主が握っていた。

店主は間近で見ると、引退したレスラーか相撲取りのようなガタイだった。よく手入れされたスキンヘッドが店内の明るく健康な照明にテカテカ光る。
店主は誰に対しても丁重で低姿勢な口調で、握っては「待たせちゃってすみませんね」を連発するんです。特にカウンターのお客さんに頭を下げ下げしてる。
処理済~大将1.jpg処理済~大将2.jpg
L字型のカウンターにはガラスのネタケース。私の前には貝類があった。貝は多い時で12種類くらいあるそうです。
へぇ、これが寿司屋さんのカウンターかというものなのか。
ジャン妻は堂々としてる。私は不慣れでどうも落ち着かないというか、居酒屋のカウンターとは違った趣にやや硬くなった。
生ビール&蛍烏賊.jpg鰹.jpg
お通しは「ホタルイカの酢味噌でございます。季節ものですから」
そういえばもうそんな季節になったのか。この街は海に面してないから、寒ブリやカワハギがある日突然、姿を消したり、複数の店でホタルイカが突出しで出たり、ON、OFFがハッキリしているように思うんだな。海がないから逆に季節感や旬がハッキリしてるように思うんです。
赤身&トロ.jpg
美味しいですね。
宅配や、デパ地下で19時前後に残った寿司とは雲泥の差ですね。
北寄&みる.jpg
この店、お座敷が二つあって、小宴会が開催されていた。握るのが速い店主だが、低姿勢で「順番に握りますね」と言いながらも、カウンターが優先に出てくるように感じた。
完全禁煙なので、喫煙者はしょっちゅう外に出ていく。外は寒いのに。
コハダ&烏賊.jpg鯵&〆鯖.jpg
私の隣、L型カウンターの角、二人連れの客んトコに、何故か、ロックアイスとチャイサー(水)だけ置いてある。
???
このお客さんは生ビールに飽きて、水を飲んでらっしゃるのかな?
その間、そのお客さんに、青物の寿司がどんどん供されるぞ。
かなりしばらく経ってから、「すみません、焼酎のボトル・・・」
女将さんが出すのを忘れてたらしい。店主も女将さんも恐縮しきりでした。うっかりそのお客さんと私も目が合ってしまったので、「いやぁ(出てない、忘れてんのでは?って)言おうかどうしようか迷ったんですけどねぇ」
この私の余計なひとことで店主はさらに恐縮してしまい、スキンヘッドが更に赤くなった。

ここで私は、金沢以来の魚に再会する。
のどぐろです。炙りです。
久々だねぇのどぐろさんよ。
ノドグロ(アカムツ).jpg鉄火巻.jpg
河童巻.jpg納豆巻.jpg
勘定は。。。まぁ安くはないけど、この値段より高い居酒屋って過去にあったからこれなら納得かというお値段でした。
でもお寿司って、結局は魚(刺身)とコメの酢飯ばっかり喰って腹いっぱいになったって気がする。
店構え5.jpg店構え6.jpg
さて、お勘定は幾ら幾らだったでしょうか。
私は今まで店でも宿でも勘定は書かないが今回は寿司なのでバラします。1万6千円でしたっ。
酒は2人でビール3杯、酒五合だったかな。寿司屋に行きなれない私はこの金額は高いのか安いのかワカランのですよ。
もっともっと早く行ってれば二か月に1回くらいのペースで通ってたかも知れないが、一期一会で終わりました。
コメント(2) 

コメント 2

ナワ~ルド@峠おやじ

私もねえ、握り寿司で腹を満たしたくはない口です。

先日和食屋さんで母が注文した海鮮丼をおよばれしました。完食できないからと助っ人させられたからです。そのとき酢飯が美味なることを再認識しました。

刺身定食より海鮮丼の方が美味しいわけですから寿司も美味しいはずです。それなのに寿司だと逆に寿司飯が鼻につくことがあります。結局量の問題なのかもしれません。人間の感覚くらいいいかげんなものはないということですかねえ?
by ナワ~ルド@峠おやじ (2013-04-13 00:07) 

船山史家

ナワさんこちらでもまいどですっ。
私は寿司飯って要らない方なのです。飯だけで腹が膨れますから。刺身だけで充分なんです。
海鮮丼も殆ど喰ったことないです。海鮮丼ってご飯の上に刺身が載ってるから、刺身が温まっちゃってイマイチ美味しくない気がするんですよ。刺身定食の方がいい。
貝の刺身も食感が好きなんですが(トリ貝、アオヤギを除く)、貝刺でご飯って合わないです。日本酒のアテですよ。

白いご飯が嫌いな子がいました。丼物か、混ぜご飯か、炒飯、ドリア、パエリアのような味がついてないとダメな子なんです。
その子がデリバリーの寿司を食べてたのを見て、
「マズそうな寿司だな。でも寿司は喰うんだ?」
「お刺身が載ってるから・・・」
「じゃぁネタがポロッっておっこっちゃったらもう喰えなくなるのか?」
「いえっ、また載っければいいので。酢飯だし大丈夫ですよ」
傍らでジャン妻が、何をバカなからかい質問してるんだっていう顔してました。
by 船山史家 (2013-04-14 09:02) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。